リレー小説4
<Rel4.白き翼1>

 

◆プロジェクトエインヘルヤル
計画総責任者…スラーイン・カリエスシュタイン
詳細不明。
暗殺者ギルドから購入した情報と照らし合わせて見るに、
総アダマンチウム製機動兵器の製造計画であった可能性が高い。別添資料を参照。
レアメタル市場への介入にも関わらず、レアメタル入手の経路は全く解っていない。
市場にSFESが入り込んだ形跡も殆ど無く、
レアメタルを創り出す能力者が存在したという線が濃厚。
◆プロジェクトアルタイル
計画総責任者…不明
詳細不明。凍結中。
このプロジェクトの関連として幾つかの計画が実行に移されたが、
其の計画は生物学から心理学、霊魂学にまで至り、統一性は一切無い。
細々とした計画は全てこちらに移されるだけだったのかも知れない。
だがSFES創立以前からある計画の延長路線上にあるという話もあり軽視は出来ない。
◆プロジェクトセイフォート
計画総責任者…ゼペートレイネ・フィヴリーザ
詳細不明。
現在は其の名称をプロジェクトエンブリオに変更されている。
LWOSが言うには鉛雨街から発掘されたセイフォートの原型に纏わる計画だったらしく、
ネオス日本共和国立結晶研究施設、通称「魔法学院」との繋がりが指摘されている。
当時の資料は粗方抹消されていたが、
組織SFES創立以前から計画は始動していたらしい。
SFESの前身であるマハコラやカルナヴァルも視野に入れた調査が必要。
最初期の計画総責任者は事故死したとされるディオ・デカエナ・ラミアだが、
其の死因については今尚不明。
火星独立記念祭の折に彼女と瓜二つの姉妹らしき人物が確認されている。
◆プロジェクトCOOD「N」
計画総責任者…コルテス・エア
詳細不明。最も新しいプロジェクト。
セイフォートとは全く逆の発想で誕生した計画らしく、
SFESバイオ部は必ずしもセイフォートに好意的という訳ではなかった様だ。
◆プロジェクトキメラ
計画総責任者…ライズ・ゲットリック
特に重要機密では無かったらしいが、資料の少なさから逆に調査は難航している。
前支配者の精神とセイフォートシリーズの肉体とを併せた超人兵器の創造を目的としたらしいが、
完成したのは自意識が強く、前2者に比べ力も劣るD-キメラと呼称される者達だった。
だが最早デタラメな存在でしかない前2者と比べれば、
D-キメラは生体的に実に安定しておりローコストで量産やクローニングも可能な為、
主力商品として開発・改良が進められていた。
併し計画総責任者ライズ・ゲットリックは何体かのD-キメラを意図的に放逐していた節があり、
相手が相手だけに、単なる商品とは全く別の見方をしていた感が強い。
◆プロジェクトエンブリオ
計画総責任者…ゼペートレイネ・フィヴリーザ
詳細不明。
LWOSですら其の仔細を掴みかねていたらしく、
プロジェクトセイフォートの延長路線上にある事以外は不明。

 

SFESは先日のリゼルハンク本社ビル崩壊に伴い壊滅してしまい、
これらの全てのプロジェクトの仔細は永遠の闇に閉ざされてしまった。
早急に残る下部組織などを当たってみて得られた情報も、この様に大したものではない。
更に情報は全て古く、新規プロジェクトの情報は一切掴めていない。
今では混乱に乗じた下部組織の独立や瓦解が急激に進み、
其れに伴う内部粛清と分裂、機密持ち逃げにより碌な情報が入らなくなり、
又、次々舞い込むガセネタの処理に追われる程にまで情報の信憑性が無くなっている。
当時の反応からして、リゼルハンク本社崩壊がルーラーの仕業である事は先ず間違いない。
其処で一つの疑問が浮かび上がる。ルーラーがSFESを崩壊させた真意とは何か。
恐ろしい仮説になるが、
SFESはルーラーからして危険と判断させる『何か』を創造してしまった、
或いは創造しようと企画しており、成功に近付いていたのではないだろうか。
セイフォートシリーズが誕生したのはどう考えようがプロジェクトセイフォート以降、
即ち、セイフォートシリーズ以上の『何か』の存在を得た為、
SFESはルーラーに潰された…というのもあながち有り得ない話でもない。
無論、プロジェクトセイフォートがルーラーに発覚した為であるとも取れる。
其の場合、SFESはルーラーから長年プロジェクトを隠蔽し続ける事が出来たという事にもなる。
滅びる寸前までSFESが進めていたプロジェクト…
其のいずれかをルーラーが恐れたという可能性は否定出来ない。
我々がSFESの真似事をすれば、
裁きを下す為、ルーラーは其の姿を現してくれるだろうか。
『SFESの遺産』を探す価値は大いにある。
其れに当たり下記人物との接触は重要だ。
金で円満に話を進めるのが好ましい。
◆樹川・礼一
 通称「H・F」。情報屋としてSFESへ出入りしていた。
 SFESに追放された後は消息不明。アテネ警察に睨まれ潜伏中と思われる。
◆本名不詳
 通称「D」。ネークェリーハ・ネルガルに雇われた情報屋兼暗殺者。
 ウルグザハニル起動の日には火星旧保安部にも手を貸していたらしい。
◆本名不詳
 通称「闇」。SFESの元実験体である可能性高。
 消息不明。リヴァンケ総帥から情報提供頂く必要あり。
◆スフレ・ヒューゴ
 SFESの元実験体。改造人間の類。
 火星帝国MJF第三大隊との接触を最後に消息不明。
 付近に居た6名と1体も同様
 (内一名は考古学者の時田・団子朗である可能性高。
  時田と近しい仲であったらしい夜海・暦の足取りを探るべきか)。
◆ナナシ・コール
 SFESの元実験体。プロジェクトキメラの産物。
 選ばれし者達の学び舎へ通学していた。消息不明。
◆ナナミ・コール
 SFESの元実験体。プロジェクトキメラの産物。
 選ばれし者達の学び舎へ通学していた。消息不明。
◆ジップロック
 SFESの元実験体。プロジェクトキメラの産物。
 コリントスや北アテネでの目撃情報を最後に消息不明。
 行動を共にしたハウシンカ・ドラグスクとの接触を優先させるべき。
◆ユン・フェイレイ
 元SFES工作員。組織セレクタに所属。
追記
◆ラ・ルー・ヌース(×)
 元法皇。本名チャペロ・グリマーク。
 リゼルハンクと懇意であったらしく、小姓から聞き出した話では
 死亡直前、SeventhTrumpetのサミュエル・スタンダードに対し、
 リゼルハンクを支援する云々の話題をしていたと言う。
 (小姓は会話を漏れ聞いただけであると言い、正確な情報ではない)
 サミュエル・スタンダードとの接触を優先する。
◆細川・小桃
 細川財団令嬢。SFESとは懇意であった。
 現在は財団の長である父と縁を切っているが、実質的な支配者は彼女である。
 兄である細川・隆と共に放浪中。行方不明。
◆ジェールウォント・カディエンス(×)
 LWOS副所長。LWOSに於いて唯一、SFESに立ち入る事を許された存在。
 どうも総裁ネークェリーハとのコネクションがあった模様。
 リゼルハンク崩壊に伴い行方不明。恐らく死去したものと思われる。
追記
法皇暗殺事件は暗殺者ギルドの手によるものとされる。確証無し。
夜海・暦という人物は実在していない可能性が高い。
金と伝があれば戸籍情報などどうとでもなるが、夜海に其れがあったかは今尚不明。
何でも屋ハウシンカ・ドラグスクの調書を入手。参照されたし。
これを信用するならば、夜海や時田、ナナシ・コールやナナミ・コール、
そしてジップロックやスフレ・ヒューゴもSFESに攫われた(其の場合、生存は絶望的か)、
或いはSFESから逃げる為に身を隠していると思われる。
だがスフレ・ヒューゴや時田は襲撃事件の後に、火星帝国MJF第三大隊との接触が発覚している。
執筆者…is-lies
inserted by FC2 system