リレー小説3
<Rel3.統合編 バルハトロス>

 

「…………今…何と言った?」
報告者の狂言か、己の耳の異常か… 
一度聞いただけで信じるには、あまりに抵抗のある報告内容だった。
LWOS所長バルハトロスに、モニターに映った赤髪の男は告げる。 
リゼルハンク本社ビル、謎の崩壊。 
生存者0。内部の人間は肉片1つ残らずに消滅。 
この日、SFESは会議だったので、本社内にメンバーが集結していた。
リゼルハンク本社内SFES 全滅
既に実力者のセイフォートシリーズが全滅し 
組織としての形も絶無。SFESはもう無くなった。 
内部のコンピューターやマシーン類、生体兵器も原型を留めておらず 
懸命な捜索にも関わらず、ガラクタしか発見出来なかった。 
この様子ではSFESの『プロジェクト・エンブリオ』も灰燼と帰したのだろう。 
SFES本部資料、技術共に完全消滅。
これらでも十二分にショッキングな出来事ではあるが、 
其の次の報告を聞き、バルハトロスは心臓が止まる思いをする。
前支配者カプセル消滅。 
残留エーテルを採取し、総体活動を調べてみたところ…
ゼムセイレス     消滅 
アウェルヌス     消滅 
アゼラル       消滅 
プロノズム      消滅 
ヘルル・アデゥス   消滅 
カンルーク      消滅 
モイシス・トコアル  消滅
前支配者 全滅
僅かに漂っていた残留エーテルも調査後、程無く消滅し 
前支配者に関するデータは完全に無くなった。 
又、この時、リゼルハンク本社ビルに居た直属も音信不通。
リゼルハンク本社内・前支配者直属 全滅
「私はどうすれば良い?SFESが無くなっては内偵する意味も無い」
「……そうだな……『ロネ』は箱舟へ帰還してくれ…」 
SFES内偵を進めていたLWOS生体兵器ロネへと命じ、 
眼の前のモニターを意味も無く見詰めるバルハトロス。 
先ずは考えを纏めるのだ。そして…これから自分はどうすれば良いのだ?<Rel3.zero3:2>
執筆者…is-lies
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