リレー小説3
<Rel3.火星帝国立ロボット技研1>
火星帝国立ロボット技術研究所
「全く……堪んないね」
飲み掛けのコーヒーを机に置くと、 付近の書類が其の風を受けてパラパラと数枚の資料を吐き飛ばす。
「……あのバリアー…やはり連中が仕掛けたもの…か?」
デルキュリオスの其の呟きに、 資料を拾いながらシュリスが答える。
「其れ以外にゃ考えられないな。 新品だったんだろ? ちょっと前から目を付けてたって感じか。 だが其れにしても強引に過ぎるぜ。 俺達は火星保安部から正式な依頼を受けて動いてるのに…。 まあ今はお偉方からのご神託を待つ事にしよう」
執筆者…is-lies