リレー小説3
<Rel3.マクスウェイ1>

 

 

「もしもし、此方アテネ警察です。 
 はい。はい。ええ。 
 ……………… 
 …解りました。現場を確認に向かいますので、 
 お名前とお電話番号を…」 
電話番をしていた男は肩と耳の間に電話を挟むと、 
ペン先を用紙に走らせ、合間を見て前の席に座る中年男を呼ぶ。 
「マクスウェイさん、ちょっとこれ…」
「またSFES……ん?何だ?」 
片手に持った資料からマクスウェイ警部が眼を離す。
「SFES?」
「昨日、アークエンジェルズがとっ捕まえた女が居たろ? 
 ほらアテネの。アイツもSFESとやらが犯人とかヌカしてるそうだ。 
 挙句に法王まで黒幕だとか言ってるんだとよ。 
 んで、何なんだ?」 
話を逸らされた所為か多少イラついている様にも見え、 
男は慌てて、今しがたとったメモを渡してみる 
暫しマクスウェイ警部は黙って其れを見続け…
「…ほお。身元判別は無理っぽいか? 
 ……となると能力者対策部の連中も呼んだ方が… 
 まあ良い。取り敢えずは現場を見てみる事にすっぞ」 
と言うと椅子に掛けてあったコートを鷲掴みにして出口へと向かう。
「何があったんですか警部?」 
蚊帳の外に居た別の男が尋ねるものの、 
マクスウェイは投げ遣りにこう言うのみ。
「ド派手にグッチャグチャのメタクソなんだとさ。 
 不安な奴ぁエチケット袋でも持って来い」
其の言葉が意味するところ… 
察した男が深々と溜息を吐いた。
執筆者…is-lies
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