リレー小説3
<Rel3.LWOS1>

 

 

 火星・イオルコス
 イルヴ何でも屋、建物裏手

 

≪まあ…軽く宣伝はしたが…… 
 ………そう直ぐに来たりはしないだろう。 
 気長に構える事だ≫
窓の下で室内の会話を盗聴している数人の男。
会話が途切れると、男の一人…おそらくリーダー格だろう。その男が呟く。
「…大戦の英雄『青』、エース、イルヴ…まさか三名も一気に集まるとは…チャンスだな。」 
と、男が言った瞬間、ガタンと何かが落ちる音がする。男達が一斉にその方向を向く。 
「す、すみませぇん……」 
男達の内、尤も若そうな青年が頭を下げる。
近くには少し大きめの用具箱が倒れていた。どうやら彼がこの音の元凶のようだ。 
「…新入り。お前、何度言えば解るんだ?
 ターゲットの近くで大きな音は厳禁だと言っているだろうが。」 
「すみませぇん…」
情けない声を上げる青年。 
「…まったく…さて、お前達。
 今回のターゲットは大戦の英雄『青』だと室長は話していたが…ターゲットを追加だ。
 フライフラット・エース、イルヴ・ロッド・ヴェインスニークの二名だ。
 単純に人数が三人になったと考えても見つかる確率は三倍…心してかかれ。」
リーダー格の男がそう呟いたのに対し、他の男達も頷く。
執筆者…鋭殻様

 

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