リレー小説2
<Rel2.ロバーブラザーズ5>

 

 

            次の日
「ハアハア…やっと着きましたよ…日本皇国立病院……」
「きゅーーーー」
「う…うるさいッ!この街の道が入り組み過ぎなんだ!」
この男…地図すら見ずに煩悩の侭に暴走し
結局、丸一日を費やして漸く日本皇国立病院へと到着したのだった。
因みに道を聞かなかったのは「格好悪いから」という理由による。
其れが更に格好悪い結果を出す事になろうとは予想もしていなかった様だ。
「と…兎も角!メイさんの御父様から情報を聞き出すんだ!」
ズンズンとロビーに進むユーキン。
おトメさん、バンガス共にフラフラしながら後を追って行く。

 

 

3人の立ち去った病院の入り口……
1人の少年がユーキン達の轍を踏む。
「あー、かったりィ」
眼の下にクマのある茶髪の不健康そうな少年だ。
緑のフリースコートを着て、∞を象ったネックレスをしている。 
「まったく・・・なんで俺がこんな面倒くせえ事しなきゃなんねえんだ・・・まったく・・・」
少年はそういうと欠伸をし、病院へと入っていく。
やる気の無いセリフとは裏腹にその眼は殺気に満ちていた。
執筆者…is-lies、鋭殻様

「…………」
棚の上に置かれた花瓶の花は、老人を表す様に萎れていた。
沈黙を保つ老人へユーキンが何度か怒鳴り…
溜め息を吐いてベッドに背を向けると、
ドア前でオロオロしている2人へと呟いた。
「駄目だよこの人」
まるで話を聞いてくれない。まるで話してくれそうに無い。
だが、あの凄惨な光景を思い出し、其れも仕方ない事なのだろうと考える。
「こんな調子じゃ情報なんて何時になるか解りませんよ」
「ぐヌゥ…別の方法にするか?」
説得を諦めて進の病室を後にする一向。
途中、廊下で1人の少年と擦れ違った。
「おはようございます」
「………うぃーす」
其の侭通り過ぎていく少年。
同時にユーキンが、小声でおトメさんに話し掛ける。
「あ…あんなジャンキーみたいな奴には声掛けないッ!」
「?…じゃんきーってなんですか?」
「御免なさい。挨拶教えてたんですけど…
 ああ、ジャンキーっていうのは………うーん、危なそうな人」
適当に教えるバンガス。其れを聞いておトメさんがポンと手を合わせる。
「たしかにあぶなそうだったです。
 やまの『けもの』みたいだったです」
「「へ?」」
嫌な予感のするロバーブラザーズ。
「ころすころすってかんじしましたです」
慌てて視線を少年の歩いて行った方へと向かわせる2人。
先のジャンキー少年は敷往路進の部屋へと入って行った。
敷往路家虐殺事件に於いて、犯人の情報は全く無し。
だが、唯一の生存者「敷往路進」が存在する。
犯人は捕まっていない。だが遠くにも逃げて居ない筈だ。
西日本のガーディアンである敷往路家が虐殺に遭ったという事で、
京都内に戒厳令を出し、特殊部隊や装甲車…挙句に戦闘ヘリ迄投入して
徹底的な京都封鎖を行っている。ネズミ一匹たりとも外には出られない。
では、先の殺気を纏って進の病室へと入って行った少年は?
・・・虐殺事件に関わった人物である・・・。
執筆者…is-lies、A夫様

「入るぜ・・・おやおや、すっかりボケが進んじまったようだな。」
その少年は、入るや否や病人に対して失礼な発言を飛ばした。
「・・・・・・!」
依然として無言の進。だが、目つきがかすかに変わっていた。
この老人…何かを感じ取っていた。
「おっと、そうビビる事は無ェぜ。いいもの持ってきてやったんだから・・・」
少年はコートの中に手を差し込んだ。
しかし少年の動作は、突如なにかの動作音が耳に入ったと同時に中断された。 
ジャンキー少年が背後を振り向くと、
ボウガンを構えたユーキン、ハンドガンを取り出すバンガス…
其の後ろで何が何だか解らないといった感じのおトメさんが居た。
「ケケ、勇者のユーキンとバンガスじゃねぇか。
 一体どういう理由で勇者様がこんな病室へ御出座しに?」
肩を上げるジェスチャーと共に、おちゃらけた声で話す少年。
侮っている。其れがユーキンの癇に障った。
「何をしてるんだッ!?」
「別に。この可哀相なオッサンの見舞いにね」
そう言ってリボン付きの箱を取り出す。
だが、バンガスは油断をせず、ハンドガンの照準を合わせたまま指示する。
「……開けてみて下さい」
「良いよ。別に」
笑って箱を開けようとするジャンキー少年。だが… 
「だめです!!」
何が起きたか、突然おトメさんは叫ぶ!
ユーキンとバンガスはその言葉にハッとしたのか、少年の箱を開ける手を止めていく。
「うおっ!?」
タックルが入り、少年はバランスを崩してしまった。
そしてユーキンは慣れた手つきで箱を開けていく。
・・・その中には投擲用の短剣が収まっていた。
執筆者…A夫様、is-lies
「や…やっぱりコイツ…!」
この少年こそが敷往路家虐殺首謀者だ。ユーキンはそう考えた。
少年の瞳の奥の残虐な色を持った冥き光は、
あの敷往路家の惨事を引き起こしても何の不思議も無い。
「クケケ…面白ェ『連れ』が居るじゃねぇか?
 ネオス日本ならまだしも日本皇国にまだ妖怪が残ってたとはなぁ…勘の良い奴だ…」
少年が笑む。禍々しい凶笑である。
バンガス達が背中に冷たいものを感じた其の時、少年の姿が掻き消えた。
代わりに今迄少年の立っていた場所には、折れたモップの先端が転がっている。
バンガスが気付いた時には既に遅かった。
一瞬で背後に回りこんだ少年が、モップを折って棒にしたものを振り被り……
刹那、ジャンキー少年に体当たりする狐色の物体。
少年を弾き飛ばして、自身は宙返りしてから見事に着地する。
赤いリボンをした狐。おトメさん(狐モード)である。
其のあまりの素早さに、ユーキン達の眼が捉え切れなかったのだ。
「ケケ…そぉこなくっちゃぁ……」
棒を捨て、ポケットから取り出したメリケンサックを両手に装備する。
戦意は寧ろ高まったという感じだ。
「う゛〜〜〜!」
「ぼ…ボク達も援護するゾ!」
「はい!」
執筆者…is-lies
「つい〜ん!」
「な、何て言ってるのか分からない…」
次の瞬間、メリケンサックを持ったジャンキー少年が
バンガスめがけて襲い掛かる。
「!!!」
バンガスは目の前が真っ暗になった。
(やられたのか…?)
そう思ったが、痛みは感じない。
(天国に行ったのか…)
しかし、次の言葉がバンガスの目を覚ました。
「バンガスぅ!何やってる!手伝うんだ!!」
「?!…えっ?!」
「やるもんだなぁ、オイ…」
ジャンキー少年の攻撃がバンガスを襲う直前、
巨大な盾がバンガスの全身を包んでいたのだ。
「つい〜ん」
「お、おトメさん…。助けてくれたのか」
人の姿に化け戻ったトメが言った。
「バンガスさんなにかおしえてくれました。
 おはようございますっておしえてくれました。
 でもばんばんもってるのはいやです」
「……(言葉変だよ)」
『ばんばん』とは恐らく拳銃の事だろう。バンガスは困った風に自分のハンドガンへと目を遣る。
「いくぞ、反撃だぁっ!!」
「クケケ……!!」
執筆者…ごんぎつね様
「ばんばんいやです〜!」
おトメさんは何処からか葉っぱを数枚取り出すと、宙に放り投げた。
その葉っぱが青白い何かに変化していく…。鬼火だ。
鬼火はジャンキー少年の周りに散乱し、目くらましの役をしているようだ。
「行くぞ突撃!!!」
ユーキンがボウガンをジャンキー少年に向けた。
「オ〜!」
バンガスも、トメを気遣ってか、ハンドガンをしまい、
床に落ちていた鉄パイプの破片を持って、ユーキンにつづく。
「ケケケ…!!」
「何ッ?!」
しかし、ユーキンたちの突撃は外れた。
ジャンキー少年は鬼火に戸惑った様子もなく、
再びユーキンたちの背後にまわった。
ジャンキー少年は床に落ちていた、先程の短剣を拾い、
狐女、おトメさんに向かって投げつけた。
「危な…」
…とユーキンが叫んだかと思うと、
おトメさんは既に短剣を避けていた。しかし…
血………
かすったのか、狐女の頬にはかすり傷が出来ていた。
「…チッ」
「あ、危なぁ〜〜〜」
ユーキンとバンガスは一安心、と思った。
………だが、これから彼らを恐怖が襲うことには気付いていない…。 
ち…ち……
「んぁ?」
立ち尽くすおトメさんを警戒したのか、少年が距離を取る。
「?」
「おトメさん?」
ユーキンとバンガスも攻撃の手を止める、何か様子がおかしい。
と、其の時。
「あ、ああああああああっ!!」 
執筆者…ごんぎつね様、is-lies
バンガスはそう叫ぶと後退りした。
「どうした?」
ユーキンはバンガスが指差している先に目をやった。
…そこには、先程までとは正反対の、おトメさんの恐ろしい表情があった。
そして、人間時は1本だった尻尾が、9本出ていた。
「妖怪」の本能を表したのだろうか。
「!!!」
ユーキン、バンガス共に、背筋に寒気を感じた。
おトメさんはゆっくりと、
ジャンキー少年の方へ振り向くとこう言った。
私の血を流したのは…あなた…?
「め、め、め、目が違う…」
「怖いっすよ〜」 
「クケ!クケケケ!!今のお前良いよ!!
 俺がブチ殺すに値するッ!!」
血を流させたのは貴方?
ハイになっているジャンキー少年にも全く臆さずに、九尾の狐は一歩ずつ歩み寄っていく。
「お…おい!おトメさ……ん…?」
彼女を止めようとしたのか、前に出たユーキンが突然倒れる。
其れと同時に、おトメさんの尾が8本に減った。
「御頭ァ!?」
慌ててユーキンに駆け寄るバンガス。どうやら気絶している様だ。
「(まさか…)」
ユーキンとの会話が脳裏を掠める。
(本当に狐じゃないんですかね)
(…祟られたら嫌だな…)
「……祟りだ………!」
しかも攻撃の矛先が不安定だ。所謂、暴走状態なのだろう。
何とか落ち着かせる方法が無いか思索するバンガス。だが、
「死ねェ!!」
少年が全身から放った極大の衝撃波がバンガスとおトメさんを襲う。
「こ…これはッ!?」
大名古屋国大戦の勇者なら誰でも知っているであろう攻撃…
大戦首謀者『本田宗太郎』の能力だからだ。
「クッ!(何故、宗太郎の衝撃波を!?)」
吹き飛ばされながら、何とかジャンキー少年に先程の棒を投げ付ける。
「まだまだァ!!」
今度こそバンガスは眼を見開いた。
続き様に少年が両手から放ったのはメイの氷魔法と雷魔法だったからだ。
病室の扉と其の周辺が轟音と共に吹き飛ぶ。
「さーってと…殺ったかァ〜?」
きょろきょろと辺りを窺う少年…
「!!」
刹那。少年は途轍もない殺気を感じ背後へと跳ぶ。
そして己の首に手を遣る。掌には僅かな血が付着していた。
後、一瞬跳ぶのが遅ければ首を切られていた。
ジャンキー少年のニヤニヤした表情が消える。
「…コイツ……獲物じゃねぇ……狩人だ…」
煙の奥から現れたのは、猛攻だったというのに無傷のおトメさんと、
其の後ろで尻餅ついている埃だらけのバンガス。
…祟って欲しい?
うっすらとした笑みを浮かべるおトメさんに、
ジャンキー少年とバンガスが同時に冷や汗を流す。
「(……とんでもない拾い者をしたのかも………)」
執筆者…ごんぎつね様、is-lies
「(…大人しくさせる方法…あるのか…?)」
バンガスは必死に考えていた。
ジャンキー少年のほうもまた、考えていた。
「(…どうする…一度、逃げるしかねぇか…?)」
逃げる。それも不可能かもしれない。
なんせ、「振り向けばそこにいる」状態なのだ。
「………」
そう考えている時間にも、
おトメさんは一歩一歩、ゆっくりと…
ジャンキー少年向かって歩いていく。
…うっすらと、不気味な笑みを浮かべながら。
ククク…
「…これで…どうだぁッ!!」
ジャンキー少年は先程よりも更に強力な衝撃波を放つ。
う〜
その衝撃波におトメさんはバンガスの側まで吹き飛ばされた。
そして、すぐさま起き上がると、大してダメージを受けた様子もなく、
…今度は、バンガスの方へ向きを変えたのだった。
…あなたも…祟って…ほしい…?
「ヒィッ!!!」
「(対象が変わった…!)」
ジャンキー少年は今度は床へと衝撃波を放った。
そして、その煙が消えた時、
その場にジャンキー少年の姿はなかった。
「…逃げた?!…ってことは…」
そう、バンガスの目の前に、おトメさんの不気味な笑みがある。
クク…ク…
この場で動く対象はバンガスしかいなくなったのだ。
執筆者…ごんぎつね様
「くっ…こうなったら!」
バンガスは半分ヤケクソになったように、自分の懐に手を入れた。
そこから取り出したのは…
スーパーで買っておいた油揚げであった。
これで許して下さい〜!!!
バンガスは油揚げをおトメさんの目の前に差し出した。
すると…
「あ、あぶらあげです」
おトメさんは油揚げを見た瞬間、口にほおばり、美味しそうに食べた。
そして、食べ終わると寝てしまった。
同時に、8本だった尻尾も1本に戻った。
「……………」
辺りは、静寂に包まれた。
聞こえてくるのは、風の音とおトメさんの寝息、
そして、バンガスの荒れた呼吸の音だった。
「……や、やった…。
 (油揚げは多めに持っておいたほうが良さそう…)」

 

…それから1時間後、
気絶していたユーキンと寝ていたおトメさんが目を覚ました。
「ぅ〜〜〜」
「…ハッ?!…う、頭がクラクラする…」
「あ、御頭!気が付きましたか」
「バンガス?…何があったんだ?
 …そうだ!あのジャンキー野郎はどこだ?!」
「それが…」
バンガスは惨劇(?)の一部始終をユーキンに話した。
「……そ、そうですか、そんなことがありましたか」
ユーキンは引きつった笑いを浮かべた。
「なにやったんですか?」
惨劇(?)の犯人、当の妖怪は、何があったか、全く知らないようであった。
執筆者…ごんぎつね様
何かとゴタゴタあったものの、敷往路進は軽傷で済み、直ぐに眼を覚ました。
「……どうやら、君達に助けられた様だな」
ゴホゴホと咳をしながら半分、身を起こし、言葉を発する老人。
「…!進さん!…喋って…」
「済まん……わしともあろう者が…何時迄もこうしてはおれん…
 ………………今度は…救える者は救いたい…」
既に其の眼は輝きを取り戻していた。
「…何があったんですか?」
暫しの沈黙…
「賊は…たった1人の能力者だ」
!!??
言葉を無くした。複数と思われた賊は…1人。
「能力は『合成』…わしの従者達を異形と合わせ、仲間同士で戦わせ、
 又、或る従者はトラップにする……
 わしは其れ等を切り伏せて迄、賊と対峙したが…
 結果は………ふふ、散々なものだったよ…」
「…賊の目的は…何だったんです?」
「なぁに…単なる物取りさ。
 わしの持っていた薙刀を盗られた」
もう何も言えなかった。あれ程の虐殺にも関わらず
賊の目的は…如何に業物とはいえ薙刀1本に過ぎなかったのだから。
進は顔を引き締めて、話を続ける。
「…とても………残虐な大女だ。
 確か…髪は黒かったな…前髪の一部は赤毛ではあった。
 羽を模した髪飾りをしていて、丸サングラスを掛けている」
「お…女ァ?」
「わしが知っているのは其れだけだ。
 行け。そして助かる者は助けてやれ。
 わしに此処迄喋らせたのだ。其れ位はして貰わぬとな」
フッと微笑む敷往路進。
其の笑みからは仲間を助けられなかったという悲哀…
そして、ユーキン達に対する望みが見て取れた。
執筆者…is-lies
「…行くしかないな」
「…ええ。進さん、任せてください!」
バンガスは不安に思う心を抑えながら、
ユーキンにつづき、決意したのだった。
「〜〜。
 いたいいたいですか」
「ああ…、…大丈夫だ。
 …ところで…」
進はユーキンのほうへ目をやった。
その目は「この娘はなんだ」と問いかけている。
ユーキンはそれにすぐに気付き、答えた。
「ああ…、え〜と、ボクのペット…」
「ペット…?…尻尾の生えた娘か…。……尻尾の生えた…」
進は気を失う前に見た光景、大女の尻尾を連想した。
「いたいのかわいそうです。
 どんどんするにんげんいやです」
おトメさんは、珍しく悲しげな表情を見せた。
「…よし、行こう」
「…頼んだぞ」
「…ま、任せてください…!」
そして、2人と1匹はその場を後にした。
執筆者…ごんぎつね様
「取り敢えず、情報は聞き出せましたね」
「ウム!これでメイさんもボクの事を…ウフフフフフ」
何か妄想に入ってニヤけるユーキン。引くバンガスとおトメさん。
「これからどうするですか?」
「言わずもがな…メイさんの手助けダ!
 取り敢えず、情報をメイさんに教えなきゃ…」
ポーズを決め、ユーキンは大声で話す。
…と、廊下から数人の部下を連れた矢部が歩いて来た。
「あ、矢部さん」
「進様の病室で戦闘があったと聞きましたが、進様は無事でしょうか!?」
「ん、まあボクの大活躍でね。敵は逃がしたケド」
こやつ、おトメさんに暴走時の記憶が無いのを良い事に、全て、自分の手柄にする積りだろう。
「御頭…」
情けな…と言いたげに涙するバンガス。
其の涙は届きそうに無いが…
「おお!流石は英雄の一角です!
 進様の身に万が一の事があったら……」
「其れより、メイさんは何処へ…?」
兎も角、メイ一直線のユーキンは
少しでも早く彼女に情報を届けようとしている様だ。
「確か…敷往路家から帰って来られ…
 用意させて頂いたホテルを一足早く出られた後は…
 …もう、日本宙港へ向かわれたと思われます」
日本宙港といえば、東日本の宇宙ステーションだ。
核爆発による崩壊は辛くも免れていた様で、
現在では日本皇国によって管理されている。
執筆者…is-lies
「よし!日本宙港へ急ごう!
 そして、ボクの活躍の一部始終をメイさんに教えてあげるのだ!」
「お頭ァ」
バンガスは涙が止まらない。・・・・情けなさで。
「しかし、今から間に合うのですか?」
「間に合わせるのだ!」
ユーキンは気合十分だ。しかしバンガスは乗り気ではない。
「もし間に合ったとしても、会えるかどうかはわかりませんよ?
「いや!会えるに決まっている!運命の二人なら!」
「お頭ァ・・・・」
「いざ!日本宙港へ!」
「〜〜〜。ちゅーこーってなんですか?」
「えっと・・・宇宙船が来る所さ!」
「うちゅーせんってなんですか」
「えっと・・・宇宙を飛ぶ乗り物だ!」
「ぶんぶんこわいです〜」
「・・・・・・」
取り合えず、日本宙港目指し向かう一行だった・・・・
執筆者…ごんぎつね様
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