リレー小説1
<Rel1.9>

 

そして数ヵ月後―――
 東日本某所にて、普段は単なる荒野に、
がっしりとした巨大な円形リングを中心として仮設のテントがひしめき合っている。
なぜならここは年に一度開催される裏闘技の最高峰にして
武器のデモンストレーションもかねる最大の舞闘会「絢爛舞踏祭」の会場だからである。
 その中のテントのひとつで
大名古屋国の事件のどさくさにまぎれて東日本へ亡命した女性科学者フランソワーズ茜が
ミリタリー雑誌「オレの武器(エモノ)」のインタビューを受けていた。
「私が名古屋を出たのは、あそこでは有意義な仕事が出来ませんからね。
 何かというと本田は儲けを口に出しますから。
 今は、人間と本当に同じ動きのできる巨大兵器…
 ま、ロボットですわね、アレをしていますの。
 今までのはどれも鈍重な動きしか出来ないでしょう?」
自信に満ちた表情で話す茜と、それを熱心にメモる編集者。
「その…人間と同じ動きをするロボットというのは、この試合に出るのですか?」
「えぇ。もちろんですわ。でも、さすがに強すぎるでしょう、
 だからあの子が出るのは試合が盛り上がって強い相手が出てからね。
 まぁ、楽しみにしておいてください。
 …ところで、そのむさくるしいのは何?見苦しいわ。」
女博士は編集者の連れてきたぼろをまとった男を指差して編集者に耳打ちした。
「はぁ、あれはバイトで雇った者で機材運びをさせています。
 おい!ユニ婆!テントの外にいってろ」
ぼろをまとった男……
…その実ミスターユニバースは気のない返事をするとふらふらと外に出て行った。
「さてと、続きをどうぞ」
「そうね、そうそう、他にも「可憐」という物も用意してますの。
 こっちはまぁ人間サイズだからすぐにもお目見えすることでしょう。」
「はぁ…」<Rel1.9:1>
執筆者…Mr.Universe様

「みんな〜! 元気かな〜!」
リング上ではリングアナの『バフォメット良子』が
大観衆の歓声の中マイクをぶん回している。
「今年も、全戦士たちの夢、絢爛舞踏祭の季節がやってきました☆
 血で血を洗う激闘、目を覆うような惨劇が今年も繰り返されるかと思うと、
 良子もうドッキドッキです☆
 それでは、今回最初の戦闘は、閃光の銃創ガトリングジョニー、
 対するは赤い肉弾ゴブリ君です☆!!!!」
観衆のヒステリックな歓声の中、リングに向かう選手二人。
「おいチビ、当たった相手が悪かったな」
190cmの長身を誇るガトリングジョニーは、
ガトリングガンに銃弾をこめながら、ゴブリ君ににやりと笑いかける。
「…お前は知らないようだな、試合前に大口を叩いた奴は負ける説」
対するゴブリ君は表情を変えずにさらっといいのけた。
しかしゴブリ君の身長は120cmほど、体格差がありすぎる。
「っ!なんだと!!」
ここでゴングが鳴り戦闘が始まる。
「だりゃぁあああ!!!」
開始と同時にガトリングガンの引き金を全開にし、
ゴブリ君を引きに肉にしてしまおうとたくらむガトリングジョニー!
しかし、その次の瞬間、彼は信じられない物を目にする。
ゴブリ君は120発/秒連射の銃弾を全て避けたのであった。
そしてそのまま返す刀(実際に手に持っていたのは釘バットでしたが)で
ジョニーの頭を粉砕!マットに沈めてしまった!
「バカな…秒間120発だぞ、いくらなんでも全部避けられるわきゃないだろ…」
朦朧たる意識の中、ガトリングジョニーは
最後の力を振り絞って、不条理な展開に疑問を投げかけた
「…ツクール3のワナー、防御側の運のよさが
 攻撃側の素早さの2倍を上回っていると攻撃が当たらなくなるワナ!」
「な…なんだそりゃ…ガクッ」
不条理な答えに落胆したまま気を失うジョニーであった。
あっけなく、そして意外な展開に、そのままリングを降りるゴブリ君を
ただ呆然と見つめる観衆と、リングアナのバフォメット良子。
係りの者のブロックサインで
どうにか仕事を思い出したバフォメット良子は、すべきことを行った。
「…よっ、予選第一試合は…ゴブリ君選手のしょぅ…勝利です!
 皆さん、勝者に惜しみない拍手を!」
このアナウンスで場内はやっといつもの雰囲気を取り戻した。
ガトリングジョニーが担架で運び出されていく。<Rel1.9:2>
執筆者…Mr.Universe様

司会席では司会の青年がノーマークだったゴブリ君が
割と有力株のガトリングジョニーをあっさりやったことで驚いていた。
「いやー、すごいですね! まさか、あんな小さいのに
 一発でやってしまうなんて…なにか情報があればよかったんですがね」
「フフフ、情報ならあるぞ…」
解説のジジィが不敵な笑みを浮かべる、その後ろには謎の人物が二人
「すると、その後ろの彼らが情報を知っているというわけですか?」
「いんや、彼らはサイコメトリー能力者のデンセツさん、そして、未来予知のイキジカさんだ」
ギャバーンと説明する解説さん。
「どーもー」
割と低姿勢な二人に司会はすごく大丈夫かいなという気持ちを持つのであった。
「では、デンセツ君、ゴブリ君選手の経歴を洗い出してくれたまえ。」
「はい。では、むうぅうん…
 たまたま倉庫の掃除をしていた男の子のくしゃみで召喚される。(注:それはちがうぞ)
 パンダが実は獰猛であることを身をもって学んだ、12歳
 13のころ、すでにゴブリ君に並ぶものなどなく、誰も近づこうとしなかった。恐るべき13歳である。
 しかしゴブリ君は、クリスチーネ剛田がジャ○子のペンネームであることを知らなかった。
 これがコスプレに目覚めるきっかけとなった。
 34歳の春から、千葉県で落花生の栽培に専念するようになる。
 38歳のころ、「さいでりあ」で食事をしようと言い出す。もちろん飲み放題だ。
 なんでも鑑定団にゴブリ君を鑑定した結果「100ペソ」と言う評価額を出される。
 忍者ゴブリ君49歳。ついに「変わり身の術」を「買われ身の術」として脚光を浴びる。
 ゴブリ君齢52歳の頃、始めてサンタクロースの存在に疑問をもった(注:本当に大丈夫なのか?)
 勤務中にダジャレを言ったため、「ガミラスに下品な男は不要」とデスラー総統にその場で射殺される。
 …私にわかるのは以上です。」
頭を抱える司会者、一方解説さんはノリノリになって
今度はこれからの展開を占うべくイキジカにハッパをかける。
「はい!行きますよ〜。
 「『青』なんて大嫌い!」
 そういい残し、翡翠は部屋を出る。
 「畜生…。」
 途方にくれる『青』。そんな『青』にやさしく手を伸ばしてくれるライズ。
 次号!! 『男でも構わないっ!』 乞う御期待!!!
 ふぅ、こんなものですか?」
            注・これ等は本編と何ら関係ありません。<Rel1.9:3>
執筆者…Mr.Universe様

ところ変わって、ここは、政府の監獄ダンジョン…
「なーあ…ところで今、『青』どうしてるかな?
 まさか前の混乱に乗じて脱走なんかしてねーだろな…」
兵士Aがいった。
「其れを調べるのが俺等の仕事だろ?
 全く…この監獄、見回り自体が重労働だぞ!
 俺も、逃げ出した囚人の捕獲の方に行きゃ良かった……」
「…よし…これ位、フロアが近付けば良いか…この囚人探知機で…
兵士Aは囚人探知機『KANDI君』を使った。
『青』…LOST。
「ゲゲー!!Σ( ̄■ ̄||||)!!その、ま・さ・か!!!」
そして、新聞の一面の見出しに『凶悪犯『青』脱走』と出た。<Rel1.9:4>
執筆者…MAYN様

京都にもこの知らせが入ってきた。
『凶悪犯『青』脱走』
メイ、イルヴらはびっくり!そして、日本皇国の者たちからまた電話が入ってきた。
「すまないが、また君たちに頼もうと思う…」
「どうしましょうか…」
メイはイルヴについて、また魔法を覚えたようだが…。
そして、猫丸、ダルメシアも、もっと強くなったようだが…。
「実はどえらい事になった…『青』が…『青』がっ…。」
そして語られた「どえらい事」…それはまさに前代未聞の出来事だ。<Rel1.9:5>
執筆者…MAYN様
何と『青』が事実上、あの「ヒボタンX」と融合したのである!
その事実はこんなものだった。
彼が持っていたヒボタンXは、『青』自身の感情によって恐るべき力を保っていたのだ。
その鍵は…彼の「悲しみ・恐怖」というものが一切消し去られていた感情バランスだ!
そしてあのヒボタンXは大量に吸収された
使用者の怒り・勇気・残虐さ・喜び・驚き・必死…といった感情によって強まっていく。
しかし悲しみ・恐怖・おびえなどといった感情を
ほとほどに持った持ち主ではろくに使う事すらできないのだ…。」
「それが…『青』の体内に?」
イルヴの問いに政府の者が答える。
「ああ。しかし彼が発狂したり壊れた様子はない。
 それどころか、彼は人間離れした技をやってのけてくれる。
 腕が切れたら…何と!そこからヒボタンXのバルカンが生えてくる!
 しかも、その後は自在に再生して普通の腕にもどせるというのだ…。」
「そんな…早く止めなければ多くの人達が…!」
「御主人!」
「いや、その心配は無いと言っていた。
 彼は一般人の前では、実に普通の性格をしている。
 おかけで政府もテロも見放している人たちには
 あのニュースは信じてくれないだろう…くそっ!
 何が『政府もテロも同類だ!厨房だ!所詮は共同戦線だ!』なんだ!」
「まあまあ、落ち着け…ところでそんな事はどこで解ったのだ?」
「お…時間だ。では教えよう。20日前、ごとりん博士とライズ君が担当していた研究所であった出来事だ。
 さすがに政府の者だけでは大変かもしれん…健闘を祈る!」
ガチャリ!(電話切断音)
「やれやれ…面倒な事に…ん?メイ、どうした?」
「…ライズって、まさか…あーっ!」
「そのライズって奴、確か…!」
とんでもない事に気がついたような気がするイルヴ達一行であった。<Rel1.9:6>
執筆者…A夫様

組織内部
「ほお…」
研究所の一室…眼前のモニターに映るイルヴ等を眺めごとりん博士は短く声を漏らす。
其の背後にはライズや眼鏡の女性他数名が並んでいた。
全員、ごとりん博士の配下であった。
「新生『青』のウォーミングアップが目に付いたのでしょうかね?
 其の時点では研究所の敷地からは出していなかった筈なのですが…」
「…スパイかね?」
間を置かず、ごとりん博士は鋭くライズに聞き返す。
「…我々と同じく、奴等も接触時に何かを仕掛けていたのかも知れませんね。
 一応、『青』のチェックは済ました筈ですが…
 ……まあ再度『青』と施設内、職員を調べてみます」
「…ふむ……で、奴等はこのまま捨て置くかね?」
鎌に掛ける様な博士の台詞に苦笑しながらライズが答えようとした時…
隣に佇んでいた数名の部下の内、1人の男が前に出る。
「博士、俺に殺らせてくれよ。」
出て来た中年男…しっかりとしたガタイの持ち主であった。
腰に提げた古めかしくも磨き抜かれた短銃は、
繊細な装飾からも中々の稀覯品である事が窺える。<Rel1.9:7>
執筆者…is-lies
「『ノトシス』、出娑婆るな。博士と話しているのは飽く迄…」
ライズが皆迄言う前に、ごとりん博士は手で彼を制する。
ノトシスはそんなライズを無視し、下司な眼付きでモニターに見入っていた。
「…いいだろう、序にジョイフルの性能を試して来い。
 ……念の為に言って置くが…壊すな」
「へへ、有り難ぇ…たっぷり暴れさせて来るぜ…」
博士から許可を得、ノトシスは意気揚々と部屋から立ち去ろうとする。
「待て、ジョイフルは『例の能力』に未だ欠陥がある。
 奴等も其れなりに能力強化はしている筈だ。甘く見るな。
 僕の方から『チューンドキメラ』を1体同行させようと思うが…」
「ケッ…好きにしやがれ」
気が進まぬ様子で止められた足を再び動かし、部屋から立ち去るノトシスを見送り、
眼鏡の女性が博士に質問する。
「博士、『青』は使わないのですか?」
「いや…彼には『別の仕事』を片付けて貰う事にするよ…」
質問に対し意味深な返事を返し、ごとりん博士はモニターに視線を戻す。<Rel1.9:8>
執筆者…is-lies
モニターを眺めていたごとりん博士は、すこしウトウトしていた。
そこへ…
         スパコォーーーーーーン!!
「おおおぉっ!?」
突然、首が曲がるような痛みがごとりんの後頭部に走る。
どうやら蹴りを食らったらしい…。
そしてごとりんが振り向くと、傭兵から正規の将校に昇格したアントラーの姿があった。
そしてそこには総合格闘家エースとペンギン太郎の姿も…。
「テロ博士…もとい、日本皇国結晶博士格3段、ごとりん博士!
 あなたがのうのうと研究している間に、『青』の奴は
 我々の兵や政府、テロの兵員を大量に撃破して逃げてしまったぞ!」
「なぬ…奴は例の仕事をやってもらってる筈だが?」
「その筈がな…うまいこと強化されて逃げられたぜ。
奴はノトシス以上に暴れん坊気質の強い奴だから、な…。」
「ぬ…(政府・組織ニュースチェック忘れてた…。)
 そこまで強まった状態ならば、あのキメラの強化版のエネミー(生物兵器)
 『アシュラ』の投入に移るべきだな…。」<Rel1.9:9>
執筆者…A夫様
数十分後 生体倉庫―――
 巨大なコンテナ群…その中には結晶の力による催眠で安静になっている怪物や、
まだオートパイロット機能の動いてないメカ兵器が設置されている…
そんな中、一際大きなコンテナ内にキメラ改良兵器『アシュラ』の姿はあったのだった。
ティラノザウルス・オーガ・戦車砲塔・大ワシ・クロウラーの巨大な5つの頭が胴体に生えており、
さらにドラゴンのものと思われる4本腕(内二本はそれぞれ槍・斧を持っている)が付いている。
さらにコブラの尻尾、虎ベースの巨大な四つ足、
胴体の後ろにはドラゴンフライの羽根が生えていた…。<Rel1.9:10>
執筆者…A夫様
 さて、そんな生物が襲い掛かってくることも知らずに…。
「この俺…と同じ考えを持っているのって、どれぐらいいるのか、かなり気になるな。
  まだ、イルヴさんもユニバースさんも何を考えているのかわからんのが悩みのタネだなぁ…。」
そんな呟きと共に『青』は、
”とある”魔法用具店の前をバイクで差し掛かろうとしていた。
『青』はうまい棒バーベキュー味を
(゚д゚)ウマーという顔でかじりながら進んで行く。
と、そこに巨大なコンテナが道をふさいでいる!
さすがに『青』も恐怖は持たぬが驚きは持った。
「な、な、な、な、な……何じゃこりゃーーーっ!?」
さらに驚くことになんとコンテナのフタが轟音を立てて開いてゆく!
そしてその中の培養液タンクの中には巨大な、あのアシュラの姿があった…。
『青』「おい、マジかよ…」<Rel1.9:11>
執筆者…A夫様
「うわっははは!このアシュラは、身長12m、体重7,000t!
 お前のようなやつの攻撃では傷一つつかんのだ!」
コンテナの側からサディステックだけどもザコっぽい顔の男がミエを切る。
その身長・体重が伏線であるとは知らずに…
「ふん!貴様が重さを誇るならば、
 おれはマッハ3の素早さで勝負してやる!来い!」
『青』はそう叫ぶと、助走のためにバックステップをした。
「行けぇ!!!!」
培養液のタンクからアシュラが飛び出し…
「うおぉぉお!!!」
『青』がマッハのスピードで突撃する!!!
しかし、次の瞬間、アシュラはぺしゃんこにつぶれていき、
轟音がした後で『青』は血まみれになって倒れていた。
「は…はひぃ?」
急な展開にビビるザコっぽい男
「科学じゃ…科学の壁じゃぁああ!!!!」
どこからかごとりん博士が、マッドサイエンティストな格好で現われた。
「かっ、科学の壁?」
「そう科学の壁じゃ!重すぎる生物が自重でつぶれるのも、
 人間が音速を超えると衝撃波で大怪我するのも全ては科学のせいなのじゃ!」
ザコっぽい男は、そんなわかってるんだったら
そんな生物作るなよと思ったが、アレなのでやめといた。
「アシュラの身長からの適正体重は、まぁ20tまでだし、
 音速を超えようとした『青』は衝撃波対策がされていなかった。
 そのせいでアシュラは自重に耐えかねてつぶれ、
 『青』は衝撃波で大怪我を負ったわけじゃ。空想科学読本を読め。」
「…大怪我って、ふつう死ぬよな」
耳から血を出して倒れている『青』を眺めながら雑魚っぽい男がそう呟く。
「…大丈夫、あいつ丈夫だから。あと展開無視もするし。
 まぁなんにせよすぐに回収して、今度は脳改造を行うぞ。」
「脳改造すか、仮面ライダーを彷彿とするけど、また逃げるんだろうなぁ。
 うへー、アシュラの死骸(7000tの肉片の山)どうするっすか?」
目の前にはさっきまでアシュラだった肉の塊がでんと置かれている。
その臭いに近所から野良猫、野良犬、
あとおばちゃんが集まってきている。<Rel1.9:12>
執筆者…Mr.Universe様

「うむ、今日もいい天気だ。メイの様子でも……って、うわ臭っ!!!!!!
 そして、なんでまた壁壊れてンじゃ!!!!!」
”とある”魔法用具店はイルヴの店、兼、自宅であったのだ!
それも『青』の衝撃波で壁は壊れてるわ、
その前には肉の山があるわという実にアレな状態にある家である。
「貴様らか〜!!!(−−+」
イルヴは、開口一番に、怪しい格好のごとりん博士と、
ザコっぽい男に核爆発魔法TILTOWAITを放とうと………だが…
「うぐ……イルヴさんの匂い…
 …い……いい…イルヴさぁーーん!!」
重傷だった『青』は脅威の再生能力で、なんとか動ける迄回復した。
そしてイルヴに飛び付いたのだ(注…『青』は成人以降萌えホモ)
「だぁ!離れろォ!!」
「よし!今の内に…」
『青』とイルヴが熱い抱擁をブッかましている間に、ごとりん博士は無線を使う。
すると曲がり角から大型トレーラーが現れ、アシュラの死骸の前でドリフトし、
雑魚っぽい顔の男の方向に後部を向けて止まる。
(その間に『青』のバイクを引き倒す)と、後部コンテナが上下に裂けて、巨大なカプセルが現れた。
其処に入っていたのは又しても醜怪な生物アシュラだ。
そして…カプセルの下にはカタパルトが設置されていた。
「……………まさか…」
「みつおォ(雑魚っぽい顔の男)!!新しいアシュラじゃ!(ジャムおぢさん風に)
無常にもカプセルがカタパルトによって射出される。
投げるなああぁぁ!つーか街中でンなモン使うなあああぁぁぁあああああッ!!!!
哀れ、みつおはカプセルの直撃を受け、真昼の星と化したとさ。
「………………ドンマイドンマイ。大した事じゃナッシング」
ドンマイで済ますな。
「『青』よ!御遊びは此処迄だ!其の改良型アシュラに勝てるかな!?」
とか言いながら、ちゃっかりとトレーラーに乗って逃げるごとりん博士。
どうやら科学の壁を説明しに来ただけらしい。科学者の性だろうか?<Rel1.9:13>
執筆者…、is-lies
「ちっ、もう新手が!」
戦闘形態に変化する『青』。
「うおおおぉぉぉ!!」
そして彼は吠えつつ
チェーンソー形態のヒボタンXを振り回しつつアシュラに突っ込んで行く…!
ズギャアアアァァ!!
ヒボタンXチェーンソーの刃が激しく回転しながらアシュラのワシの首に食い込んでゆく。
だがアシュラのパンチをくらい、『青』は道の真ん中に吹き飛ばされて行く。

「がへっ!!…はっ!?」
彼が見上げるとアシュラの戦車砲から、
推定155mmはある榴弾が倒れてる『青』めがけて飛んでいき、着弾して爆発した!
ズガグオオオォォォーーーーーーンッ!!!!
そして爆炎の周りを、政府の兵士とテロの兵士が敵対する様子もなく
自動機械兵器・フルオーターを大勢率いて囲んでいた…。

「よーし、撃て!奴を再生不能にするまで破壊せよ!」
その声と同時にフルオーター達がバルカン砲を爆炎の中に向けて乱射してゆく。
だが、自分自身がヒボタンXのような『青』はそう簡単に死なない。
爆炎の中から小型のバズーカ砲弾が大量に発射され、
フルオーター達はほぼ一斉に破壊されていく。
そして爆炎が晴れた中から、『青』は生きたまま現れた。
…但し左腕がバズーカになり、右手がモゲたままで!
「ば、馬鹿な!噂は本当だったのか!」
「おい、見ろ!あいつ右腕が再生していくぞぉ!!」
政府とテロの兵士が戸惑う中、『青』の体から赤い光が放たれ、
右腕がまばゆい光につつまれながら傷一つない普通の腕へと再生される。
「うわああああぁぁぁ!もうだめだぁ!逃げろおっ!!」
「くっ、仕方ない!おい、針地獄とテンタクルズを投入しろ!」
「さぁ!やれ、アシュラ!!!」
「ちっ、何故に政府とテロがあんなに親しく…
 やっぱ影で完璧な同盟組んでやがるのかよぉっ!?」
『青』がそう叫ぶ中、多くのモンスターが襲い掛かって行く…。<Rel1.9:14>
執筆者…A夫様

イルヴにしてみれば、自分の店、兼、住居の前で騒がれたのではたまったものではない。
当然の如く止めに入ろうとした、まさにそのとき!(『世界まる見え』風に。
そーいや最近『タイムショック21』ばかり見てたから『まる見え』とんとご無沙汰してるな…。)
きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
彼の自宅の裏手から、鶏も吃驚仰天のけたたましい悲鳴が聞こえた!
紛れもない、メイの声だ!
彼女がこんな悲鳴を上げるなど、ただ事ではない…。
自宅表のアレな状況も何とかしたい所だが、
イルヴはとりあえず裏手に回った…。<Rel1.9:15>
執筆者…

そう。イルヴ等の家には既にノトシス等が侵入し、メイ、猫丸、ダルメシア達と対峙していた。
「へへへ…こいつァ…」
下司じみた眼で見られる事に嫌悪感を感じるメイの気を知ってか知らずか…
「よっしゃ、決めたぜ…この姉ちゃんは俺様が殺るから
 ジョイフル! ライズのペット! おめぇ等は
 そっちの小僧共をチャチャっと畳んでやれ!」
隣に控えていたロボットとチューンドキメラにそう命じ、
ノトシスは腰に提げていた短銃を引き抜き、隙を見せずメイに近付いて来る。
「メイ!何が…!!?」
「イルヴさん!敵襲です!」
駆け付けたイルヴに状況を簡潔に説明する猫丸。
数多の生物の長所を合成され、
結晶等の力で強化されたチューンドキメラと呼ばれるシリーズの1体と、
ナノテクノロジーによって生み出された結晶兵器ジョイフルは、
互いをサポートするかの様に付き添いながらイルヴ、猫丸、ダルメシアと対峙する。<Rel1.9:16>
執筆者…is-lies

「…はあ…はあ」
メイは眼前の海老とも蟹ともつかない容姿の異形と対峙していた。
そして…外皮に包まれた異形の手には装飾銃が握られている。
「へへへ…流石に疲れて来たか?
 しょっぱなっから最大の魔法で当たって来たのは賢明だったがよォ
 生憎、俺様の体には魔法なんざ効きゃしねんだわな」
異形…数分前迄はノトシスであった筈のモノがメイを嘲り笑う様に無防備に近付いて来る。
「俺様は『体』に設定された『或る処置』でな
 こぉんなステキな姿になれるんだぜ。
 今の俺様はエーテル無効処理で、ありとあらゆる呪文が通じず
 殆どの衝撃、熱エネルギーへの耐性を獲得しているんだ。
 屈強な戦士…ってんなら兎も角、魔法剣士とは言え
 姉ちゃんの細腕じゃ俺様の殻に傷1つ付けれるもんかよ!」
幾つもの鋏を繰り出しながら銃を撃ち、迫るノトシスを
擦れ違い様に斬り付けるが、全く効果が無い…。
逆に自分の腕と薙刀の心配をしてしまう程だった。
「…ッ……」
「くひひ…助けを呼びたいだろうが…あっちも苦戦してる様だぜ…?」<Rel1.9:17>
執筆者…is-lies

イルヴ、猫丸、ダルメシア達はジョイフル&チューンドキメラの猛攻に苦戦していた。
ノトシスとは違い、猛烈に攻めてくるチューンドキメラと
常に彼をバックアップするジョイフルのコンビネーションは存外に良く、
百戦錬磨のイルヴも内心、後手に回った事を後悔していた。
「イルヴさん、危ない!」
ダルメシアの声でハッと感付いたイルヴは、
防いでいたチューンドキメラの爪を何とか押し返し、休む暇なく横っ飛びになる。
間を置かずに重音と共に先程迄イルヴが居た地面に無数の穴が穿たれていく。
ダルメシア、猫丸等を牽制しつつ、ジョイフルはチューンドキメラに
たった今、使ったばかりのサブマシンガンを一丁、投げて寄越す。
「…こいつ等!甘く見れないぞ!」
すでに封印を解いて戦ってはいるものの、コンビネーションには苦戦を強いられっぱなしである。
だが、チューンドキメラもさすがにダメージが蓄積されているようだ!
「うおおおおぉぉぉ!」
猫丸が猛スピードでチューンドキメラに突撃してゆくと、その場に強烈な電光が走る!
「グギアアァァァ!」
チューンドキメラはその閃光と痛みに思わず、思いっきり怯んでいく!<Rel1.9:18>
執筆者…is-lies、A夫様

さてその頃家屋の外でも、『青』はただ一人アシュラに戦いを繰り広げていた。
すでに周りには傷つきながら倒したのか、
政府兵やテロリストや奴等の放ったモンスターや
フルオーターの多くの残骸が無造作に散乱されていた。住民はもう避難したらしく、人気はない。
「そっちが空から行くなら俺も同じ条件で…な!!」
彼は適当なビルの壁を駆け上がる。
だがそこにアシュラの恐竜の首から5,000℃はある高熱のガスが吐き出された!
『青』は多少浴びてしまい、
右手からヒボタニウム化した骨が覗きつつも適当な建物の屋上に上がった。
「あんたの最後の晴れ舞台だ!おとなしく消えろ!」
そして彼の左腕は、まばゆい赤の光を伴ってマッハバルカンへと変化してゆく!
そして猛烈なスピードでバルカンはアシュラのオーガ首へと弾をうちまくって行く。
『青』の額は何時の間にか、おびただしい量の汗で濡れ濡れの状態だ。
そしてアシュラはワシの首から冷気の息を吐きつつ、『青』に腕を伸ばして掴みかかる!
しかし、『青』は隠していた右腕に大きなハルバードを生み出し、手に持っていたのだった。
「逝けっ…!!」
冷気ブレスの中をかいくぐりつつ、『青』は大きなハルバード
(もちろんヒボタンX)を大きく振りかぶって振りまわす!!
ズバアァッ!!
「グゴギャアアアァァァアァアアァァ!!!」
周囲に猛烈な叫び声が聞こえる中、『青』は道路に降り立つ。
その時にはアシュラのオーガの首が3分の1ほど、
『青』を掴もうとしていた手がばっさりと切断されていた後だった。<Rel1.9:19>
執筆者…A夫様
 
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