リレー小説1
<Rel1.8>

 

メイと、監視員タクヤ、ハチの3人は、
術師イルヴの許で魔術の指導を受けていたのだった。
「BA〜KA〜DI〜じゃ〜〜〜〜」
イルヴが不気味に叫ぶと、標的であるグリーンスライムたちがばたばたと倒れていった。
「なんだか気持ち悪いですね。」
「さあ、続け。」
「…死、死、死、死〜〜〜〜」
メイは普段の表情とはうって変わって不気味な声で呪文を唱え始めた。
タクヤとハチは耳栓しておいた。
すると、グリーンスライムたちがまたばたばたと倒れていった。
この様子をたまたま訪れたメイの祖父が見ていた。
「うむ。ちぃ〜と不気味じゃが、魔力はある男じゃ。」
(巫女のような和風の衣装きて、精霊魔法を使う姿…
  長刀をかまえる姿もりりしい)
イルヴじーちゃん、ちょっと見とれてます。
しかしメイはそんなことには気づかなかった。<Rel1.8:1>
執筆者…MAYN様

「な、何だお前らは!?うわ〜〜〜!」
監獄の見張りの兵があっという間に倒されていく。
2人の男は比べ物にならないほどの強さで敵を蹴散らしダンジョンの奥へと進んで行く。
「フン、話にならんな…。」
翡翠は兵士の一人をフロントネックロックで締め上げながらつぶやいた。
「うぐ…た、助け…ぐわあ!!」ガクッ
翡翠はさらに強く首を締め上げ完全に兵士を窒息死させた。
「こんな連中に呪術など使うまでもないな…。で、そっちはどうだライズ?」
「まあ、楽勝だ。」
翡翠の視線の先にいたライズは兵士の一人を思いっきり天井に蹴り上げ
さらに後方から襲いかかってきたもう一人を肘で迎撃する。
くらった方は首が180度曲がり即死した。
「翡翠! こっちの方だ! エネルギー反応は近いぞ!」
ライズと翡翠は共に監獄ダンジョンに突入していた。その理由は『青』の救出である。
ライズ達はとある目的の為、大名古屋国側と敵対していた。
そこで、まずは呪術師の翡翠を金で雇い、
さらに日本一の荒くれ者『青』に目をつけ勧誘に成功した。
ところが『青』はその直後に政府に逮捕されてしまった。
そこで監獄を襲撃し『青』を救出すると同時に
テロリスト側の囚人を解放し大名古屋国に打撃を与えるという作戦を決行したのだ。
「ここだ翡翠。ヒボタンXの強烈な反応がある。おそらく『青』はこの中にいるはずだ!」
ライズは渾身の力で鋼鉄の扉を蹴破る。するとそこにはすさまじい光景が広がっていた。
「こ、これは一体…?」
このあと、とんでもない事態に!(ガチンコ風)<Rel1.8:2>
執筆者…翡翠様
ライズは目を疑った。扉の向こうは鮮血の海と化し、何人もの人間が倒れていた。
その中にはエース、ペンギン太郎、キムラの姿があった。
「死んではいないが…。」
なぜこの様な光景が目前で広がっているのだろうか?
そんな中、翡翠が口を開いた。
「あれは…『青』じゃないのか?」
そう言って指差した方向にはボロボロになった『青』がうつぶせで倒れていた。
ライズはすぐに駆け寄る。
「おい、どうしたんだ?」
「ちっ、オレとした事がしくじったぜ。まさかあんな化け物が現れるなんて…。」
「化け物だと?」
「ああ、TAKEとかいうとんでもねえ奴だ。
 本田の野郎が戦闘力テストのためか、そいつをここに放しやがったんだ。
 もうすでに何百人も殺されている…。」
確かに、そんな感じだった。
周りには切断された首や抉り取られ飛び散った肉片や臓器、眼球等が不様に散乱していた。
「TAKEか。聞いた事がある。政府が結晶体の力を取りこんで作った
 究極の生物兵器だ。しかし奴らはそれをこんなところで実験していたというのか。
 確かにここなら周りから隔離されているから
 マスコミにも知られず実験場としては最適だ……」<Rel1.8:3>
執筆者…翡翠様

<一方、上空――ライズ達の仲間のヘリにて>
 ヘリから身を乗り出して下を見ているのは、白衣の老人。
今回、ライズの後方援護に回った、生命操作技術の権威『ごとりん博士』であった。
「うはは、こりゃすごい。世の中、金さえあればなんぼでも面白いことはできるもんだな。」
眼下の惨劇をみながらもマッドサイエンティストはそれを起こした物体への興味でハイになっていた。
「博士!危ないですので、少し下がってください!」
助手のメガネの女性がさけぶ。
「うむ、仕方ない、あの生物を調べるのは後にしよう。…さてと、
 裏から送り込んだスパイによって調べたところでは、
 『青』とかいうやつ、あいつの異常な身体能力、特に回復能力は、
 前々からおそらく結晶能力に近い物だと思われていた。しかしそれだけではなく、
 レントゲン写真によると全身の骨の75%ほどがなんらかの金属に交換されている。
 いくら危険な戦闘を繰り返した人間でも、
 治療の繰り返しで75%の骨が金属に換えられるというのはまず考えられず、
 意図的な人体改造だと考えられる。…そして、血液からの判定によると
 その金属がアダマンチウムである可能性が非常に高い。
 つまり、奴はおそらくWEAPON-X計画の被験者であろう…」
わりかしシリアスにきめるごとりん博士に助手が呟く。
「それって…ウル○゛ァリンでは?」
「わはは、分かったか。いやまぁホントのところ、
 なんらかの改造は行われておるようじゃ。おそらくバーサークというのは、
 その改造部分からアドレナリンが異常放出されておることによるんだろう」<Rel1.8:4>
執筆者…Mr.Universe様
「さてと、次ヒボタンじゃが、あれは旧大戦時に
 最強の個人武器を作ろうという目的のもと始められた計画だったのだが、
 その抽象的で高すぎる目的と戦況の悪化、
 そしてなにより使用者への大きすぎる負担から製作は中止したはずだったのだが、
 ヒボタンの名を継ぐ兵器がいまだ存在したとは…」
「その…ヒボタンって何でそんな名前なんですか?」
「あれは本来ヒボタンではない。
 ヒボタンとは個人用の最強の射撃武器『緋牡丹』に付けられるはずの名前で、
 その赤光武器(火薬などを使った武器の総称)の王としての性質を物語っておる。
 むしろあれは系統的には「白百合」に近い。こちらは白兵武器の王として製作されていた、
 使用者に応じて自由に形状を換える。それに近い。
 もっとも両方とも計画だけで製作はできなかったのだからな。」
「それはどうしてですか?」
「時期が悪かった。新兵器を作れるほどの余裕がなかったし、技術的な問題もある。
 なにより、使いこなせる人間がいなかったという点がネックとなった。
 なにせ使用者に超人的な能力を要求し、そのうえ生命の危機に陥れるほど体力を消耗する。
 そのため、徐々に計画は縮小して、まずは白百合を緋牡丹の一部品にスケールダウンした。
 おそらくあれがヒボタンと呼ばれるのはその時に、
 ヒボタン=「白百合」+「緋牡丹」という認識が出来たからだと思われる。
 しかし、そうまでしても結局資金難から計画は頓挫。
 数枚の設計書の写しを残して最強の兵器、ヒボタンは歴史から消えた、と
 そういうことじゃ。」<Rel1.8:5>
執筆者…Mr.Universe様
 助手は何事か考え込んだ末に口を開いた。
「…すると、その『青』という人物が所持していた『白百合』型のヒボタン以外にも
 『緋牡丹』型のも存在するかもしれないという事ですか?」
ごとりん博士はにぃっと笑った。
「そういうことだ。いや、実に楽しみだ「緋牡丹」をこの目で見ることができるとは」<Rel1.8:6>
執筆者…Mr.Universe様

  監獄ダンジョン91階
キムラは一人で走っていた。
TAKEと呼ばれる生物兵器の襲われ、倒れていたところを
ライズと翡翠に助けられたのだが、またTAKEに襲われると命が無いと感じ、
エースから聞き出した押収物保管倉庫を目指して走っていた。

 

  91階押収物保管倉庫
がさごそとキムラは何かを探している。
どうやら銃のようだ。
何かがキラリと光った。
それを見てみると、星の紋章が描かれた銃だった。
「ああ、これだこれだ。俺の『シューティングスター』だ。」
しかし、弾薬が入っていなかった。だが、その問題は直ぐに解決した。
弾薬ケースが無数と言っていいほど置いてあったのだ。
その中から数十発分の弾薬を持ち出し、倉庫を後にして
翡翠たちがいるところに向かった。<Rel1.8:7>
執筆者…塩味枝豆様

『青』を救出しヘリに戻ったライズ御一行
「ごとりん博士、『青』を連れて来ました。」
「むふふ、ようやったぞライズよ。」
ごとりんはライズが連れ帰ってきた五体満足の『青』の姿をその目で確かめるとにやりと笑った。
「それじゃあ、オレはしばらくゲームでもやってるぜ。」
翡翠はヘリに戻るなりさっさとパソコンを起動し
先日、ゲーマーズ秋葉原店で買ってきた『デジキャラットファンタジー』のインストールを開始した。
一方、ライズの方はクーラーボックスからコーラを取り出し、
スポーツ新聞を読みながらくつろいでいた。
そんな二人を尻目にごとりんは『青』の方へ歩み寄っていく。
「ところで、『青』君。君にちょっと頼みがあるんだが…。」
「何だジジイ?」
「そのヒボタンXをちょっとワシに見せてくれんかね。」
「嫌だ。」
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気まずい空気が流れた。
「ど、どうしてかね?ワシはちょっとそれに興味があるだけなんだが…。」
「やだねったらやだね。」
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とても重い空気が漂う。
「よっしゃ〜昨日巨人勝ったぜ〜!」
ライズは一人で笑顔だった。<Rel1.8:8>

執筆者…翡翠様

 
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