リレー小説1
<Rel1.21>

 

 一方、アマノトリフネ外でも僅かな動きがあった。
「…宗太郎を媒介に引き起こされた破壊空間が…
 ユニバース…だっけ?…この人の能力で性質反転された…
 ……ところで……アズィム、死ぬ気…?」
AD計画失敗時に於ける『青』一行の謎の回復を見抜いた寝惚け眼娘は、
隣でヘラヘラ笑うアズィムに声を掛ける。
「私の力が展開する反射障壁から自ら出て、
 其の身に崩壊の洗礼を受けるとは…」
ヘイルシュメルの能力、反射障壁の射程にも限度がある。
何を思ったかヘリから身を乗り出したアズィムのみが
AD計画による精神崩壊の渦中に晒されていたのだ。
「ケケ、いいぜぇ。この痛み。
 肉体、精神が八つ裂きにされる様な激痛!ケケケ」
右肩から左足の膝迄斜めに裂けた状態のアズィムが
ハッチの淵を残った左手で掴みながら狂った様に笑っていた。
「…だが、覚えた。崩壊の洗礼」
「シシシ、覚えてもあんま意味無いんじゃない?
 そんな強烈な技、戦術用にしかならないだろうからさ、
 序に言うなら、二度と味わう事も無いだろうし」
「災い転じて福となす…かな…?
 其れにしても、あの人達、元気だね」
「だな。バックサポート班に、
 アメリカでの準備を早める様に伝えとくれ」<Rel1.21:1>
執筆者…is-lies

 何も見えない…何にも触れない…夢か現かも知れぬ場に彼女は居た。
 気が付いた時に、心の奥底から聞こえて来たのは…少女の声…
「………憎いですか?」
静かな声に…彼女は答えた。
「ええ。………憎い!」
ジョー…彼女、フランソワにとって
掛け替えの無い友であり仲間であり…恋人である。
其の彼を殺したTAKE…フランソワにとって許せる存在ではない。
「TAKE…絶対に許さないッ!許せないッ!!殺してやる!」
「ですが…残念ですわ…貴女では無理。
 ……弱いから。
 貴女はチカラもココロも…脆弱ですわ」
フランソワ自身も其れは心得ていた。
彼女の能力はサポート系が主であり、自らが戦闘するとなると、
TAKEどころか中級の戦闘用能力者にも敵いはしない。
「…………………」
「……欲しいのでしょう?圧倒的な力が…」
フランソワの頭に響く声が尋ねる。
「…『力』……ええ…欲しい…」
「わたくし共は今直ぐにでも貴女に『圧倒的な力』を与える事が出来ますわ。
 しかし……代価として、貴女の生は束縛されてしまう。
 喪失の無いところに発展はありません。其れでも……欲しいのですか?」
「……欲しい!…其の為なら…私は…鬼にも蛇にもなるッ!」
「其れが貴女の決意ですか…解りましたわ…。
 貴女はわたくし共SFESに『人間の未来』を払って『チカラ』を買った…
 わたくしは静かに消し去りましょう…人という名の貴女自身を…」
声が魔的な力を持つ詩を諳んじる。
「限りある者よ我が身を呪え。限りある事が齎す終焉に涙せよ。
  限りなき者よ我が身を呪え。限りなき事が齎す永焉に涙せよ。
  我等が歩むは桎梏の世界。踏み締める大地は奈落へ転じ、手を伸ばす空は果てしなく遠い。
  神の遺シ羽根を辿りて牢獄たる世界より逃れ得る楽園の扉希わん。
  なれ、吾が御名の下、真実を指し示せ」
詩はフランソワの前身に浸透し、もう一人の自分を其の場に生み出す。
もう1つの自分、其の口から出て来るのは、
「人は人のままで良い」とか「人を辞めて迄、戦いたくない」等の言葉。
其のどれもが今のフランソワの殺意に比べれば、取るに足らない瑣末なものだ。
「力あれ。『救済者の髪』
 …フランソワ!
一際、大きい声と共に…「人間のフランソワ」は霧散し…何処かへと消え去ってしまった。
其れと共にフランソワの全身に力が漲り、髪は淡い緑色に変色する。
そう。これで良かったのだ。
「セイフォートのフランソワ」は己に、そう言い聞かせた。<Rel1.21:2>
執筆者…is-lies

「ぬうううぅぅん!」
えらく気合の入った声と共に、ずむっ!っという
何かがひしゃげるような音が司令室内に響いた。
エースのとび蹴りが、リリイの胸元に思いっきりダメージを与えたのである。
くたばりはしなかったものの、
この一撃はリリイの体に大ダメージを確実にあたえたのだ!
(・・・あっちはうまく行ってる様だな・・・!)
翡翠がそう心の中で呟いた。だが突然、目の前の方からメカ兵が突撃してくる!
しかしそれは、突然外から飛んできたバルカン砲の銃弾によって粉々に破壊されていった。
「あ、あれはアメリカ軍とドイツ軍の戦闘機!?なんでなんだ!!」
テロのグループの一人が戸惑った声で叫んでしまった。
アマノトリフネの外では多くの空母や戦艦、そして戦闘機やヘリが
日本列島全土とアマノトリフネを取り囲んでいた・・・そう、
あの装置の停止とともに我に返り、復活し、攻撃に向かう地球の国家が。
「…まぁ、まだ我にとっての希望は残っているのだがな!」
こんな状況・・・だけど、宗太郎の態度が急に大きくなっていた。
「まだ隠しとったんかい!!」<Rel1.21:3>
執筆者…A夫様
「ふん、隠し持ってなんぞいない。
 AD計画を潰されても、我には『ワイズマン・エメラルド』がある。
 結晶の共鳴現象を利用し、世界中の結晶兵器を操る事が出来る!
 これで薄汚れた精神のブタ共を皆殺しにし、
 時間を掛けて計画を修復すればよい!」
拳から衝撃波を放ち周囲のテロ兵を吹き飛ばし、本田宗太郎は叫ぶ。
「確かにな…だが、ワシ等が許すと思うか!?」
パワードスーツに搭乗し、リリィと戦っているごとりん博士が
『青』達に囲まれた宗太郎に言い放つ。
「ならば此処で完全にトドメを刺してやるだけだ!」
猛り狂う宗太郎が全身から強烈な衝撃波を放つが
「皆、ワシの後ろに!」
精神を集中し、ステッキを宗太郎に向けて突き出すユニバース。
能力の込められたステッキに触れる直前で衝撃波は霧散した。<Rel1.21:4>
執筆者…is-lies
「行くぞ!我の力、見せてくれよう!」 
立ち向かう宗太郎の前から
ガキィン!っと、鋭い金属音がしたかと思うと猛烈な勢いで吹っ飛んでいく『青』。
あまりに強い力のぶつかり合いから、双方、体にシビレが来たようだ。
だが、宗太郎は容赦無く刀を構え、よろけた『青』に切りかかる!
だが、その攻撃はビタミンNの剣撃により、間一髪のところで食い止められた。
「・・・っておい!大剣で体が切れないだと!」
ビタミンNは驚いていた。何故なら、
猛烈な大剣の切り払いをもってしても本田宗太郎の体を大きく切断できなかったのだ・・・。
両側の間でその後も殺陣が繰り広げられる。
「あっちが時間稼いでる間に、やっとくべき事があるんや!」
本田宗太郎が戦っている間にユニバースは皆に或る事を告げた。
其れはクラッキングでワイズマン・エメラルドの操作を不能にする事。
これが成功しなければ、世界が終わってしまう・・・。
事態は一刻を争うものであった。<Rel1.21:6>
執筆者…A夫様
「よし、俺はクラッキングをしてあの結晶を壊してくる!機械に強い人は来てくれ」
エースはコンピュータに向かう。が、
「どうした!」
「やばい・・・・もうこの結晶、共鳴の準備ができてる・・・・」
「おい、一体どうするんだ!?」
「くそ・・・・・早くしないとまたネオス日本共和国の様に多くの人が・・・・・!」
エースは沈黙してしまう。 
「まだ諦めたら駄目だ!諦めたら、世界もボク達も滅んでしまう!」
何とかエースを勇気付けるユーキン。
「エース!ツヨシン!このディスクを使え!」
ガウィーは一枚のディスクを手渡し、
エース達は彼の手ほどきを受けつつクラッキングをスタートするのであった。
「クッ!オ前等!勝手ナ事ハサセナイゾッ!」
両腕を鋭い刃に変化させエース達に切り掛かろうとするTAKE。
其の前に立ち塞がったのは翡翠だった。
「TAKEは任せろ!お前等は一刻も早くクラッキングを!」
「解ったッ!」<Rel1.21:7>
執筆者…鋭殻様、A夫様、is-lies

一方、リリィとごとりん博士の戦いは未だに白熱していた。
「とりゃぁ!」
パワードスーツの両腕がリリィを捉える寸前で空を薙ぐ。
次の瞬間、パワードスーツの両肩に足を掛けて体を固定し、
其の頭部に巨大なショットガンの銃口を突き付けるリリィの姿があった。
「ごとりん博士っ!?」
だが、其のショットガンが博士に放たれる事は無かった。
隣から放たれた雷撃に、リリィは攻撃を中止、咄嗟に後退して回避する。
ミスリルでコーティングされているとはいえ、破損個所に電撃を受けると危ないという判断だ。
「お嬢!御体は良いのですか!?」
「ええ。心配を掛けました。もう平気です」 
「愚かなる者達よ、消えなさい!」
そう叫ぶリリィの手のひらに、猛烈な勢いで氷の粒が集まっていく!
そして彼女が氷槍をメイに投げようとした時、
「どっちが、愚かだ!」
ダルメシアがリリィに鋭い槍の連発を繰り出して阻止したのである。
「おい、ダルメシア!そっちの方こそ体は大丈夫か?」
TAKEに対しての援護射撃を行いつつキムラが叫ぶ。
「ああ・・・なんか、ヨーロッパ軍の連中が助けてくれたんだ。」
TAKEと戦っている翡翠達もそろそろ大詰めに入っていた・・・
ユニバースが、不思議な構えを取ると、
彼とTAKEの周りに輝く空気が流れ込んできた。 <Rel1.21:8>
執筆者…is-lies、A夫様
その時エースが
「よし、ワイズマンエメラルドと装置の接続を解除したぞ!皆、俺達も手を貸す!」
エース達も加わり皆はTAKEを囲んだ。
翡翠がTAKEの背後に回り込み、TAKEの両手首を掴む。
「クッ!貴様ァ!放セェ!!」
「しっかり捕まえといて下さい!」
TAKEとユニバースの周囲の気が一層、輝き出す。
(どう言う事だ!前までいがみあっていた筈の愚か者同士が、
  何故、あそこまで協力しあいながら戦えるのだ!
  例え、洗脳が解けてもあそこまですんなりと協力しあえん!
  なのに、敵対の記憶はどうしたというのだ・・・!!
  ・・・まさか・・・
  ・・・まさか、宇宙と自分達の為にか!?)
『青』達と戦いながら、この事について本田宗太郎は考え込んでいる!
「このぉ!」
ユーキンの放ったボウガン…
だが、其の矢は宗太郎の体に突き刺さる事無く、弾かれ床に落ちる。
「無駄だ。貴様等如きに我は倒せん!」
衝撃波を伴った手刀に兵達が紙切れの様に引き裂かれていく。だが、
味方の仇と言わんばかりに宗太郎に集中攻撃が加えられる。
「ちっ!(何だ、コイツ等?死が怖くないのか!?)
集中攻撃を全身で弾きながら、宗太郎は困惑していた。
「な…何で宗太郎の奴、斬っても突いても平気なの!?」
「…何か仕掛けがあるってのか?」<Rel1.21:9>
執筆者…鋭殻様、A夫様、is-lies
「くっ、結晶の封印か!」
宗太郎は回りに群がる者どもを剣でなぎ払いながら
TAKE及び、ユニバース達の下へとにじり寄ろうとする。
「お前の相手はボクたちだぞ!」
ユーキンのタックルで転倒する宗太郎。
どうにか起き上がり、自分を抑えてつけていた
ユーキン・バンガスを引っぺがした宗太郎であったが、すでに手遅れであった。
「よし、いきます!!」
「オノレェエエエエ!!!」
ユニバースがTAKEの胸、心臓近くに青く光る拳を突き出す。
光が打ち込まれたときの衝撃ではじかれる翡翠達。
「ウグゥオオオオオォオオ!!!」
青い光はTAKEの胸に打ち込まれても、なお光と、強烈なエネルギーウェーブを発し続ける。
その強すぎる光を前にしては誰も目をつむるほかにできることが無かった。
「くそぅ、やらせるかっ!」
目も開けられぬ光の中、宗太郎一人が
ねっとりとした光の粒子を掻き分けながらTAKEのところへと歩を進める。
光の中には…TAKEが手足を痙攣させながら倒れていた。
手ごまを失い呆然とする宗太郎と、
突然の事態に、どんな行動をとればいいのか混乱している面々。<Rel1.21:10>
執筆者…Mr.Universe様
と、そこに合成音が響く。
《外部ヨリ入電デス。内容ハ……
 『連盟艦隊特殊部隊』ハ貴艦あまのとりふねヲ包囲シタ。
 コレヨリ砲撃ヲ行ウ。ナヲ貴公ラノ戦闘行為デノ残虐行為ヲ省ミルニ降伏ハ認メナイ。
 地獄ノ底デ悔イルガ良イ。…トノコトデス》
と、モニターにいかにも野蛮な顔の男が映る。
《各国重鎮の皆様、今まで伏せて置いて済みませんでしたが、
 連盟艦隊には特殊部隊と呼ばれるところの部隊が居りましてな。
 惑星的有事のとき、最も戦力の必要なときにのみ面に出て、敵を屠る最強の部隊であります。
 兵器も通常兵器ではなく、採算の合わないような最新技術もごまんと取り揃えております。
 これならば、さしものアマノトリフネといえど落ちぬ道理がござらんと言うものです。
 まぁ、民間人が多少乗り込んでいるようですが安心めされ。一応救援部隊は用意してござる。
 それにまぁ彼らには英霊として祀る事で帳尻がつくでしょうな。
 おっと、長話がすみましたな。
 自分は軍人ですのでやはり言葉よりも行動で示そうと思います。
 では、本田めの首を期待して置いてくださいませ。カンラカラカラ》
それだけ言うと通信は切れてしまった。<Rel1.21:11>
執筆者…Mr.Universe様
《なっ、なんという事を、隠し部隊だと!我々は知らんぞ!!
 そっ、それに・・・・攻撃が通じなければかえって手痛いしっぺ返しを喰らうことにも・・・》
一番先に叫んだのはフランス首相であった。額に血管が上っている。
乗っている人間ごとアマノトリフネを撃沈させるという
非人道的な計画にパニックを起こす一同を前に、
宗太郎は剣を掴みゆらりと立ち上がり口を開いた。
其の眼は先程の破壊のみを望む眼と違っていた。
「フフフ、希望が見えてきたと思った矢先にこれか・・・・
 どうだ、人間というものは保身のためには同胞をも殺す。ひどく汚れた生き物だと思わんか?
 フフ、結局人類の浄化など絵空事だったのかも知れんな・・・。
 最初は汚れた旧人類を洗い流し、そしてその罪を負う私は病で死ぬ。
 まぁ、汚れた人間同士で心中するということだ。
 あとは、次世代のきれいな人間たちが地球を守ってくれる。
 そう思っていた・・・ところがどうだ、新しき人類・・・ホモ・タレントゥスそう、お前たちだ。
 お前たちでさえ私情に流されて大局的な考えがもてず、献身の心もない・・・
 結局旧人類と何も変わっちゃいなかった。
 ハハハ・・・私はもう疲れた。
 シールドを展開すれば連盟艦隊の攻撃は防げるだろう、しかし私はあえてしない。
 その代わり、ここから誰も出さない。
 そして、レぃ、いや・・・ワイズマンエメラルドは
 爆発の衝撃をきっかけに制御不能になったエーテル波を放出する。
 これは見物だぞ・・・その時、世界中の人類がはじめて平等に奇跡に触れる。
 ただし、死の奇跡だがな。
 さてと、ではあの進化程度が猿程度の将軍殿が
 攻撃を命じるその時まで私を楽しませてくれよ・・・」
宗太郎が指を鳴らすと、それと同時にアマノトリフネの外壁が自然に埋まっていく。
おそらくナノマシンによるものであろう。
「さぁてと、もう失うものは命だけだ。
 そして、その命も今世界最後の花火のために失おうとしている。
 残していても意味はない・・・フルパワーで行かせて貰うぞ!!!!」
そして宗太郎は袴の隠しからにぶい赤金色の金属片を取り出し、胸へと突き刺す。
胸を突き刺す衝撃に血反吐を吐く本田宗太郎。
「フフフ、何をしているのか理解できないようだな・・・
 こいつはそこの小僧の持っているヒボタンのオリジナルだ・・・
 ただし、使用者の心臓が止まるまで戦いつづけるところは別だがな」<Rel1.21:12>
執筆者…Mr.Universe様
其の時。通路から室内に拳大の何かが放り込まれ炸裂した。
同時に全てのモニターがサンドストームに変化し、
メカ兵達、ジョイフル、リリィが行動を停止する。
「な、チャフグレネードっ!?
 ……?何だ、この匂い?」
「…何か…甘い匂い………!これは!しまっ………」
言い切るより早く、ユニバースも横に倒れる。
其れを皮切りにした様に次々と室内の人間達が地に伏し、
動いている者は何一つ無くなる。全員が眠ってしまったのだ。
だが、既にサンドストームの雑音しかなくなった室内へ
平然と歩を進める者達が居た。
「オイラのスウィートブレスで皆ネムネム。シシシ」
「この薄さのスウィートブレスでも十分に効いた様だな。
 相当に疲労していたという事か。待ちで正解…」
司令室に侵入した3人の男。
1人は赤い付け鼻をした黒ずくめの男。
どうやら皆が眠ったのは、この男の仕業らしい。
2人目はゴツイ車椅子に乗った初老の男性。
ドレスシャツの上にベストという服装から、どこぞの貴族という感じだ。
3人目は目の下にクマのある少年アズィム。
其の目付きは……一言で言えば『ジャンキー』である。
「へへ…こいつが噂に聞く八姉妹の結晶『ワイズマン・エメラルド』かぁ」
チャフグレネードで混乱した監視機器を次々潰しながら
3人はワイズマン・エメラルドに近付く。
「各国も対応が早いものだ…
 ワシ等も早く仕事を終わらせねばな…
 アズィム!ワイズマン・エメラルドの固定解除に取り掛かるぞ。
 トッパナ!見張っていてくれ」
仲間に指示を出しコンソールに向かう車椅子の老人とアズィム。
「シシシ。誰も起きてこないと思うけど……ありゃ?」
予想に反して起き上がった人間が数名。
「く…ハイエナ…共…ッ…!」
本田宗太郎…
「……な…何なんだ…お前等……?」
暗殺者ポーザ…
「…っく……一体何が……!?」
敷往路メイ…
「……だ…誰だ?貴様等!」
そしてフライフラット・エース。
「シシシ。オイラのスウィートブレスに耐えるなんて、やるね」
何とか眠気に耐えた一同を嘲笑うトッパナ。<Rel1.21:13>
 
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