リレー小説1
<Rel1.20>

 

「何なんですかコレ?其れに先程の光も……」
アマノトリフネ外壁に掴まる獣人解放戦線の本隊。
先のSOL攻撃等の事を、隣で掴まっているユニバ−スに聞くテロ司令。
「さぁ?わしの方にも入って来ていない兵器らしいですわ…
 宗太郎はん、わしの事信用してなかったらしいですし…」
テロ司令は御尤もだと思った。
「まあ、此処でなんだかんだ言ってても始まりません。侵入しましょう」<Rel1.20:1>
原作…Mr.Universe様 脳内再現…is-lies

「う……此処は……?」
ツヨシンが目覚めたのはグレート・ブリテン達の潜水艦の一室だった。
「どうやら捕まっちまったみたいだな…」
案の定、両手足がロープで縛られている。
だが、縄抜けの技術で難無く自由を取り戻して部屋から出た。
他の部屋に囚われていたテロ兵達も助け、共に潜水艦から脱出する。
外は既に地下水路ではなく、新生名古屋城のお堀であった。
「逃がすとでも思うか!」
潜水艦の外で待ち受けていたピュンマ&グレート・ブリテン。
其処へ駆け付けるジョイフル一行!
「大丈夫カ、ツヨシン!?」
「ああ、助かったぜ!コイツ等さっさと倒して『青』達助けようぜ!」
「ボクの力、見せてやる!」
身構えるガウィー達。
「俺達も力を合わせば…!」
テロ兵達も戦意剥き出しでピュンマ等と向き合う。<Rel1.20:2>
原作…MAYN様、ごんぎつね様 脳内再現…is-lies
「待て、俺も居るぜ!」
SOL攻撃でポーザ達と逸れたエースも姿を現す。
「えーす!ぽーざ達ト、一緒ジャナカッタノカ?」
「ヨーシ!ボクの力、見せてやる!」
「(さっきも言った様な…)」
エース、ツヨシン、ガウィー、ジョイフル、ユーキン、バンガス、6人の連携技!
6色のプリズム光線!!
「うおおーー!眩しーーー!!」
やった!ピュンマ達に大ダメージを与えた!
だが、敵はメカ兵を大勢引き連れて反撃に転じる。<Rel1.20:3>
原作…MAYN様 脳内再現…is-lies
「くっ!限が無い!」
ロボット兵やグレート・ブリテン達の攻撃を避けながら悪態を付くガウィー。
「どうやら、これ迄の様だな」
「チッ!」
「……………皆!メイ達を探してくれ!
 俺はコイツ等を片付けてから行く!」
「解った!死ぬなよ!」
ユーキン達はエースを残し、イルヴ達を探しに行く。
「馬鹿な奴だ。1人で我々に勝てる積りか?」
「……」
其処で一歩前に出るテロ兵達。
「アンタも先に行きな。俺達が奴等を倒す!」
「ははは!お前等が何人束になろうと…」
「これでもか?」
テロ兵達はダイナマイトを持っていた。
「な!お前達、死ぬ気か!?」
「俺達は覚悟決めて来てんだよ!早く行きな!」
「………済まん!」
仲間達の後を追いに行くエース。
「ぐ…逃がして堪るか!」
だが、テロ兵達はピュンマ達をぐるりと包囲する。
「アンタの相手は俺達だぜ」
そして。
ドガーーーーン!!<Rel1.20:4>
原作…鋭殻様、ごんぎつね様 脳内再現…is-lies

「あ、エース!さっきの爆発音は何だったんだ!?」
「獣人解放戦線の連中だ…俺を行かす為に…」
「……そうか……」
一同は新生名古屋城内へと侵入(エースは二度目)し、階段を上っていった。
「御頭ぁ…この階段……何処迄、続いてるんですか?」
「ヌウ…罠か!?」
「ダガ、きむら達ヲ放ッテハオケナイ」
「兎も角進むぞ!此処迄来たら引き返すのは、かえって危険だ」<Rel1.20:5>
原作…ごんぎつね様 脳内再現…is-lies

そうして突き進んだ一行の目の前には、屋上(アマノトリフネのあった場所)に立ち尽くす『青』達と
夕日の空に巨大なシルエットを浮かばせる航空戦艦アマノトリフネであった。
「ユーキン!お前等も来たのか?」
「ああ。だが、何だありゃ?」
「宗太郎の戦艦……といった所か」
「感じるよ、あの中にお嬢が居る」
精霊の鼻が主の居場所を突き止めたらしい。
「俺のヒボタンXと、ダルメシアの風で楽々乗り込める筈だ」
「此処に居る全員、運べそうか?」
「無論だ。でもキムラと一緒じゃ駄目?」
「駄目だ。イルヴから乗り換える気か?」
ソッコー却下するキムラ。
「はいはい。そんじゃ行きますか」
こうして『青』はヒボタンXをジェットエンジンにして、
ダルメシアは風を操作してアマノトリフネへと潜入した。<Rel1.20:6>
原作…A夫様 脳内再現…is-lies

宇宙戦艦アマノトリフネ内

 

モニターの向こうには、SOLの攻撃を防がれて怒りに震えるトールマン大統領。
俯いていた彼は突如、がばっと顔をあげた。
「馬鹿なXXXめ!こんな事もあろうかと東京湾に原子力潜水艦を配備していたのだ!
 核ミサイルでXXXXXXXXX状態に変えてくれるわ!XXX共がァ!!」
同時にトールマン大統領の移っているモニター左下に
東京湾から現れた潜水艦と、其れが核ミサイルを放った映像が映された。
其れを見て青褪める各国首脳達と、腕を組む宗太郎。
「ふむ…これは困ったな。アマノトリフネのシールドは光学兵器にしか通用しないからな…
 ………よし、SOLを使おう」
宗太郎の謎の発言に息を呑む一同。
「はぁ?コイツ恐怖のあまり、遂にXXXXったか?」
そうこうしている内に大名古屋国へと迫る核ミサイル!
「皆さん。結晶の共鳴現象というものを御存知ですかな?
 この世に存在するあらゆる結晶には其々、ランクがありましてな。
 上位の結晶は下位の結晶を支配下に置く事も出来るのです」
説明しながら宗太郎がワイズマンエメラルドに、手をひらりと翳す。
緑色の燐光を放つ八姉妹の結晶。
そして静寂。
「……ふ………ふぁあははははははは!!
 単なるコケ脅しか、XXXXめぇ!脅かしおってXXXXがぁ!!」
一瞬の間を置き東日本代表者のモニターが砂嵐と化す。
何が起こったのかと各々慌てて情報収集を始める各国首脳陣。
だが、電波障害により東日本との連絡が取れない。
「私の所の衛星が捉えた映像でも見ますかな?」
宗太郎がそう言って見せたのは、
東日本上空で、SOLの攻撃を受けて爆発する核ミサイル…
続いて、核の炎に包まれる東日本の姿だった。
「さて、トールマン大統領……貴方には東日本の人間を殺した罪で早速死んで貰いましょうかな?」
武装した一団が司令室内へ雪崩れ込んだのはそんな時だった。
獣人解放戦線本隊…。
司令の少女の隣には、テロ兵によって取り押さえられた本田ミナの姿もある。
「本田宗太郎!娘の命が惜しくば、今直ぐAD計画を中止しなさい!」<Rel1.20:7>
原作…Mr.Universe様 脳内再現…is-lies
と、其の時!
「うおりゃあああ!!」
バターーーン!
勢い良くドアを蹴破りエース達が乱入した!
「ほう。良く此処迄来れたな」
「見付けたぞ!本田宗太郎!!」
「あ、メイさんがあんなトコロに!」
カプセルの中でぐったりしているメイを見付け、ダルメシア達が駆け出す。
「御嬢!大丈夫ですか!?」
「既にワイズマンエメラルドの起動は為した。
 其の娘は用済みだ。持って帰っても結構だが?」
急いでメイのカプセルを打ち壊すユーキン。<Rel1.20:8>
原作…鋭殻様、A夫様 脳内再現…is-lies
「ふふふ…良い所で全員集合してくれた」
そう言って各国首脳陣の映っているモニターへと佇まいを直す宗太郎。
「皆さん。彼等は勇敢にもアマノトリフネへと乗り込んで来た勇者達…
 まあ、皆さんからして見れば最後の希望という奴ですかな。
 最早、彼等を措いて私を止められるものは居ないのです」
宗太郎は獣人解放戦線やエース達を、嬉しそうに各国首脳陣に紹介する。
「くっ、何なんだコイツは!」
テロ兵の少年が手の甲から刃を出して宗太郎に飛び掛るが、
何らかの力によって横手へと吹き飛ばされた。
其の反対側からは巨大なショットガンを構えたアンドロイド少女のリリィ、そしてTAKEが姿を見せる。
「やれやれ、短気なものだ。
 ミナ、ちょっと待っておくれ。今直ぐ邪魔者を消すから…ナ…」
そう言ってコンソールへ近付き、何やら操作する宗太郎。
其れに強烈な不安感を覚え、必死で駆け寄ろうとするミナをテロ兵が取り押さえる。
そして、モニターに映されたのは、裁きの雷によって破壊されるホワイトハウス…
アメリカ合衆国大統領トールマンは、自国の兵器によって殺されたのだ!
「さア、始…メ…よう…カ……」
宗太郎の声が何やら変化している。<Rel1.20:9>
原作…Mr.Universe様 脳内再現…is-lies
「…どの道、我以外の存在は全て抹消されるのだ!
 さて、我が流した精神撹乱ウイルス『JHN』がこうもあっさり効くとはな…
 人類の精神も地に落ちたものだ!」
「JHN?」
「何だ其れは?」
宗太郎が沈黙も無く言い放った言葉に騒然となる各国首脳陣。
だが、其れでも冷静さを保っている獣人解放戦線。そして其処からユニバースが歩み出る。
「やっぱりそういう事ですか、宗太郎さん…
 いい加減そんな猿芝居映像見せていないで本物を見せたらどうですか?
 そう、破壊等、起こっていない本当のホワイトハウスの姿をね!」
「何っ!?貴様等、JHNが効いていないのか!?そんな馬鹿な!」
「…忘れましたか? わしはアンタと同じ、八姉妹直下『原初の能力者』や。
 だからJHNは効きません」
「ちぃ、無駄な事を!いいか!?後30分で我のAD計画は成就される!
 貴様等クズ共の無駄な悪足掻き等……」
「生憎、わし等はアンタに負ける程、弱くはありません」
「おのれぇ!何故…ぐぬゥ!死ねぇい!!」
ユニバースに、宗太郎とリリィそしてTAKEが其々武器を持って襲い掛かる!
だが、其の刃は直前で『青』、ビタミンN、翡翠によって防がれた。
「助太刀するぜ、ユニバースさん!」<Rel1.20:10>
原作…A夫様 脳内再現…is-lies

  同時刻、新生名古屋城跡

 

「ジョー………」
ミナをヘリから下ろした後、呆然としていたフランソワは、やはり此処でも呆然としている。
彼女の目の前にあるのは、恋人の変わり果てた姿。
半身は瓦礫によって潰され、其の整った顔立ちは見る影も無い。
遺体の傷から、死因を瞬時に特定する。
「TAKE……!!」
怒りに震えるフランソワ。そんな彼女の背後に止まる大型トレーラー。
全体に対エーテル用のコーティングがされている。<Rel1.20:11>
原作…is-lies 脳内再現…is-lies

「さて…スムーズに事が進んだ訳だが…」
トレーラー内のモニターを眺めるライズと彼の仲間達。
「でもよ、俺等が略、全員で行く程の仕事か?」
「今回の作戦はSFES創立以来、最大のものだ。
 失敗は許されん」
暫し顎髭を摩り黙考した後、口を開く老人。
「これよりミッションの再確認を行う!
 ヘリでアマノトリフネへと向かう!
 実行班はアマノトリフネ司令室を占拠する!
 敵が双方、弱った時を見計らって行動するのだ。
 其の際にはチャフ・グレネードを使用。通信機器を潰す。
 同時にトッパナに、其の場の全員を眠らせて貰う。
 次にワイズマンエメラルドと大名古屋国技術の奪取。
 アズィム!『覚える』のにどの位掛かりそうだ?」
「量にも依るけど…まっ、1時間で余裕」
「40分で済ませろ。最後にアマノトリフネを沈める!
 ミッションコンプリートは3時間後!
 即ち、新年の始まりと同時にアマノトリフネは空の藻屑と化す。
 そして火星帝国が正式に誕生する」
「アメリカのテロリスト共の方には今からでも情報入れておくか?」
「ああ。早ければ早い程、良いな。今はトールマンも動かす事が出来んじゃろうしな、
 エリア51に隠した『八姉妹の結晶』の1つを。そして数々の条約違反LV兵器を。
 火星政府も喜ぶ事だろう。独立出来る上、
 自分達の宝をトールマンから取り返せるのだから」<Rel1.20:12>
原作…is-lies 脳内再現…is-lies

突如、横側の通路から水流が放たれ、メイを見守っていたバンガスが吹き飛ばされる!
「何ッ!?コレハぴゅんまノ能力!?」
「ツヨシン!メイとバンガスを頼む!」
そう言って通路へと駆け出すポーザ。
何処に隠れていたのか、大量のメカ兵が現れるものの
其々、一刀の下に切り伏して水流の放たれた辺りに近付く。
其処には闇の中にぼうっと浮かぶ不気味なピュンマの笑顔があった。
併し、其の顔はまるで死人の様であり、位置も妙に高い。
「だああぁぁぁああ!!」
跳躍しピュンマの頭部に一撃を入れようとする。だが…
カキィン!
ポーザの刃は其の寸前で横から出て来た、異形の腕に防がれる。
何か違う!ピュンマの顔色と其の位置で感じた違和感が
紛れも無い確信に変わり、直ぐに距離を取るポーザ。
果たして暗がりから現れたのは…
体中にメカ兵やテロ兵の残骸が埋まっている様な巨大異形。<Rel1.20:13>
原作…Mr.Universe様 脳内再現…is-lies
そして異形が口を開く。其の声はグレート・ブリテンのものだ。
「くくく、あんな雑魚共が私を殺せるとでも思ったか?
 私は爆発に巻き込まれる直前に、肉体を『セイフォートの体』に変化させたのだ!
 セイフォートの力を真似る事は出来なかったが、耐熱耐爆仕様の甲殻は十分役に立ったぞ。
 まあ、残念がらピュンマは死んでしまったが…この様に(と言って胸のピュンマの顔を指差す)
 部分変化で、最小限ながら能力を取り込む事が出来た!
 全く、あの馬鹿な雑魚共も無駄死にだなぁ!(この発言により周囲のテロ兵を敵に回す)
 宗太郎様!ピュンマ達討ち死にの件、こやつ等の屍でもって返上致します!」
「このぉ!同胞の仇!!」
1人のテロ兵がグレート・ブリテンに駆け出す!
「喰らえ!鋼鉄をも溶かす毒手!!」
「甘いよ」
左腕を鞭に変化させ、テロ兵を打ち落とすと、
今度は右腕をチェンソーにして、気絶したテロ兵へと押し付ける。
「ハハハハ!弱いねェ〜」
切り裂いたテロ兵の背中から噴き出す返り血で染まるグレート・ブリテン。
其の姿は宛ら、悪魔の様であった。<Rel1.20:14>
原作…Mr.Universe様 脳内再現…is-lies
「いい加減にしなさい!」
テロ司令たる少女の一喝が、其の場の全ての戦いを中断させる。
「本田宗太郎!私達は貴方の娘を人質にしているのですよ!
 娘が死んでも構わないと言うのですかッ!?」
其の言葉に宗太郎の表情が変わる。
「娘だと?その様なモノ、我には……に…ググ…私…ふぅ…
眉間に皺を寄せ、何事か呟いた後、宗太郎は眼を閉じて少女に言った。
「……ミナが死ねば、私は確かに涙するだろう…
 だが、其れでも地に伏す事は無い。そのまま計画を続行する…
 私がAD計画を行うのは、この星の願いであり、摂理だからだ」<Rel1.20:15>
原作…is-lies、Mr.Universe様 脳内再現…is-lies
「宗太郎……お前は何でこんな計画を…?」
「黙れ!お前等プロ共は見た事があるのか?
 虐げられる能力者達を!大戦に於ける能力者…獣人の扱いを!」
宗太郎が放つ衝撃波に耐える一同。
「其れに…状況は違って来ているのだ!
 高い能力を持つ者で星を編成せねば、
 いずれ宇宙は『奴等』によって破壊されてしまう!」
「奴等?」
其の時、ヘリのローター音が聞こえて来た。
「……奴等だ……!!
 …ググ…クル…ナ!我の計画を反故にはさせん!」<Rel1.20:16>
原作…鋭殻様、ごんぎつね様 脳内再現…is-lies

「これがアマノトリフネか……」
戦闘用ヘリの丸窓から、其の巨体を眺める老人。
「アマノトリフネ…日本神話の鳥之石楠船神の別名だよね?
 日本書紀じゃ大己貴神の道具みたいだけど……」
「シシシ。あの大名古屋国が神話ネーミングとはねぇ〜」
「呪術的な効果を狙ったものか?」
と、其の時、視界内の一面の壁…即ちアマノトリフネ外壁から
無数の砲台が現れ、外敵を撃ち落そうと、一斉に戦闘用ヘリへとレーザーを発射した。
だが、其れは戦闘用ヘリを包む透明な球体によって全て反射され、
逆にアマノトリフネの外壁を小破させる。
「何時見ても凄いねェ〜」
反射角度のズレでレーザーに破壊される地上の高層ビルを楽しそうに見下しながら、
後部座席に、眼を閉じ腕を組みながら巌の様に腰掛けているヘイルシュメルに話し掛ける少年。
「当たり前だ。私の『反射』は絶対だ」
「さて…高みの見物とさせて貰おうかの…
 マハコラの元同志…本田宗太郎よ!」<Rel1.20:17>
原作…is-lies 脳内再現…is-lies

「……おのれェ…!SFESめ…!
 時間が無い!我の力、見せてくれようぞ!!」
宗太郎の全身から迸る殺気は人間の域を軽々と超えていた。
そして突然、宗太郎のオーラがおぞましい雰囲気へ変化し始めた!
「んなっ!!か、体が・・・はがあああぁぁぁっ!?」
突然エースが謎の赤い大気に包まれて、苦しみ始めた!
「どうしたんだエー・・・がっ、があああぁぁぁ!!」
驚くダルメシアもまた赤い大気と痛み、そして苦しみと恐怖に包まれる。
そんな中彼は、自分の左腕が切り裂かれるような痛みと共に溶け始めるのを
この目で見てしまったのだった・・・。
そして恐るべき状況は深刻化してゆき、
次第にテロリストも、本田ミナも、化け物グレート・ブリテンも同じように、
体に死の恐怖と痛みを刻み付けられて行く・・・。
そしてそれは、火星に移住している人類も、生態系にも及んでいた・・・
そしてアマノトリフネ内とその周辺では、この世の終わりを思わせる阿鼻叫喚の地獄が広まっていたのだった・・・。<Rel1.20:18>
執筆者…A夫様 
「実にいいものだ・・・腐りきった精神が消滅していくのは!」
「な、何が腐りきっ・・・ごふっ!・・・た、精神だ・・・!!・・・それに・・・これ・・・は!」
激痛に苦しみながら必死に翡翠が声を発する。
「そう・・・AD計画の始まりだ。
 予定の時間になり十分に練られたワイズマンエメラルドのエーテルに
 我の殺意を引き金として発動させた。ククク」
宗太郎は平然な様子で翡翠達に言い放った・・・。
「しっか・・・し、なんでお前の娘さんも苦しめるか、ね゛・・・え゛ぐぉっ!!
 さぁ・・・ては、て、てめぇ・・・には全ての存在がチリ以前ってことかぁぐぶっ!!」
「はん!上半身が取れた状態でイイざまだな、『青』よ!・・・さて、
 これから一人ずつ消去してやる。そう、神の意志によって!」
さて、上半身だけで苦しむ『青』に、あきらめの意志が生まれつつあった。
(・・・し、死ぬのか・・・くっ!まだ人生これからだってのに・・・)
それは皆も同じであった。誰もが絶望と苦しみの底に落ちていた・・・。
・・・いや、数人例外がいた!<Rel1.20:19>
執筆者…A夫様
次の瞬間、ADエーテル空間の影響を受けていないユニバースが宗太郎に、
ガウィーとごとりん博士がコンソールの装置に飛び込んだ!
そして、次の瞬間!突然全員の視界が暗転したかと思うと、
阿鼻叫喚の地獄は消え去り、アマノトリフネ内の全員は苦しみから解放され、
破滅しかけていた体も元に戻っていたのだった・・・。
「な、なんだ・・・なにが起こったんだ!?」
思わず驚いてあたりを見回すツヨシン。
「・・・俺は一体・・・はっ!なんだ、この頭の冴えっぷりは・・・。
まさか、記憶を・・・?」
ちょっと考え込むビタミンN。
「・・・一体、何やったんだ!三人とも!?」
「き、貴様ら!よくも装置を止めてくれたな!
 ・・・・まあいい、今度こそ本当の恐怖というモノを・・・」
そういうと宗太郎は装置に手を伸ばす。が、
「させるか!」
そういうとユニバースは体当たりを宗太郎に食らわせた。
「ぐはっ!」
宗太郎が壁にたたきつけられる。 <Rel1.20:20>
執筆者…A夫様、鋭殻様
「宗太郎・・・おまえの好きにはさせん!」
そう言うとごとりん博士は装置の停止スイッチを破壊した・・・。
どんどん全員の記憶が冴え渡っていく・・・
そう、この装置は宗太郎が開発したウィルスJHNに反応して、
記憶を改竄したり、曖昧にしてしまう効果を発揮するものであり、AD計画の発動機でもあった・・・。
だが、もう通用しない。装置が完全に止まり、操られていた全員が我を取り戻し、
操作を免れていた者も曖昧にさせた記憶をハッキリとさせ、全力を出せる様になった!
「よくも!よくも台無しにしてくれたなああぁぁぁーーー!!!」
キレた本田宗太郎は日本刀を振り回して襲い掛かる。それは、
人間でありながら人間を超えてしまった力と勢いであった!
「させるか!」
すぐさま回りの人員が飛び掛かり、宗太郎を食い止めた。
そして、キムラのシューティングスターにより、
宗太郎の手から日本刀が弾かれ、床にとんっ、と刺さった・・・。 
「お…おのれ!」
「覚悟ッ!」
刀を失った宗太郎にジョイフルが銃撃を加えるが
カキィン!
「本田様、御怪我は?」
 アンドロイドであるリリィが腕で全ての銃弾を弾く。<Rel1.20:21>
執筆者…A夫様、is-lies
 
inserted by FC2 system