リレー小説1
<Rel1.14>

 

「魔法間に合うかな…」
イルヴと『青』を寝かせ、身体に治癒の魔法をかけるメイ。
それを余裕の表情でながめる、ごとりん博士の助手、フルーツレイド
「ふっふっふっ、坊やたちは無事?きれいなお嬢さん?」
「……………」
「私がここでもてあそんであげるわ。ふふふ」
やつの攻撃は一体!?<Rel1.14:1>
執筆者…MAYN様
「…今度のも不気味そう…」
「不気味!?不気味かも!!でも勝てばよし!!」
なにやら甲高くのたまい、フルーツレイドは手にした針をメイに向かって投げつける。
「あっぶな……わっ!?」
横っ飛びにかわそうとしたメイだが、針は空中で軌道を変えて追いすがり、メイの左腕に突き刺さった。
よく見ると、針には細い糸が通してあり、その糸の根元はフルーツレイドの手に握られていた。
「好機到来!!ちょー必殺『デススパイア』!!」
 ズババババッ!!
糸を通して、紫色に光る稲妻がメイの体に走る。
「………ッ……がっ………!」
悲鳴をあげることすらできぬほどの激痛、息をつまらせメイはくずおれる。
「こいつっ!」
だが、ビタミンNが、大剣でもってその糸を断つ。
しかし、躊躇なくその糸を投げ捨て、懐から代わりの糸と針を取り出すフルーツレイド。
「させるかよっ!」
叫んで飛び出すビタミンN。
「こんにゃろっ!」
「隙ありっ!」
そこから、一拍遅らせ、ビタミンNのそれぞれ左後ろ、右後ろにつく猫丸、ダルメシア。
だが………
シュッ!!
鋭く空を切る音がしたかと思うと、次の瞬間、三人の顔に網目模様の筋が入った。まるでメロンパンのようだ。
そして、そこで三人は動きを止めてしまう……否、わずかに慣性で前にのめり、その次の瞬間………
ぼよよんっ!!
パチンコではじかれた石ころのごとく、三人は後ろへ跳ね返っていった。
「「あいたぁー」」
悲鳴をハモらせる三人。
何かと思って見やれば、中空に浮かぶ数条の糸。いや、それは蜘蛛の巣のごとく網を編み上げていた。
だが、確認するなり網は解け、元の針付き糸に戻ってフルーツレイドの手元に収まる。<Rel1.14:2>
執筆者…トッパナ様
だが……その時!
メイの回復魔法が功を奏し、『青』が立ち上がった!
ヒボタンを構え、言う。
「へっへっへ……主役が復活したからには、もうお前に勝ち目はないぞ。フルーツバスケット!」
挑発する『青』。だが、
「………あなた、ベタね」
先ほどまでの電波なテンションどこへやら、冷めた面持ちでツッコむフルーツレイド。
「誰が主役だって?」
険悪な目でツッコむ、これまた雷撃のダメージから回復したメイ。
「ぐがっ」
ある意味ダメージを受けつつ、ヒボタンを剣へと変え飛び掛る『青』。
しかし、
ずざっ!!
突然何かに足をとられ、転倒する。
『青』の足に、針付き糸がからみついていた。
「ちっ、うぜぇっ!!」
ヒボタンを振るい戒めを切り捨てる『青』。
しかし、いくら隠し持っているのか、またまたおかわりを出すフルーツレイド。
そして、蛇の群れのごとく、『青』に糸が殺到する!
「負けてられっかぁー!」
『青』も対抗し、ヒボタンを変形させ幾数条もの糸へと変え、迎え撃とうとする。
だが、『青』の手繰る糸はすべて、フルーツレイドの糸のわずか数本にからみ落とされ無力化される。素の技量に差がありすぎるらしい。
「にゃはは!ムダムダ!小手先だけの猿真似で、私の電波を阻むことは何人たりとゆるさーん!」
また元通りのノリ。
そして、『青』の体の腕と言わず頭と言わず胴と言わず急所と言わず、随所に刺さった針から、
再びメイを襲ったものと同じ毒々しい紫色のケバい電流が迸る。
「ギャーッ!」
悲鳴をあげる『青』。否、この電圧で声が出せるのもすごいが。<Rel1.14:3>
執筆者…トッパナ様
「くっそぉー……こいつの戦法、科学者って言うより針子じゃねえか!」
「大体、趣味悪いよ。て言うか、科学的には何なの?その紫色って?」
「う、うるしゃー!後で身をもって教えこむっつーか調教してやる!このアニマルハーフ共!!」
ダルメシア、猫丸とツッコみを入れるのに対し、いちいち反応するフルーツレイド。
そこに生じた隙が仇となった。
「『サラマンデル・リヴォルバー』!!」
横合いから、メイが魔法を放つ。
掌から生まれた六つの炎が蜥蜴のあぎとを模し、フルーツレイドに迫る。
「にゃんとぉ!?」
『青』を縛る糸を自ら手放し、跳ぶフルーツレイド。
だんっ! だんっ! だんっ!
床を蹴り、壁を蹴り、天井を蹴りの三角跳び。床、壁、天井で、あえなく三つの炎がはじけた。
が、そのまま落下し、再び床を踏んだその隙に、残る三つの炎のあぎとがフルーツレイドを捉えた。
びゅごごごごっ!!
炎に包まれるフルーツレイド。
「やった!?」
メイが、息を呑んで、炎をみつめる………
「甘いねぇ、お嬢ちゃん………あんみつってヤツは、」
しかし、その炎の中から、再び電波が聞こえた。聞こえてしまった。
そして、炎を割って姿を表すフルーツレイド。
なんと、彼女の体は、ハイレグなボンテージスーツに包まれていた。
鼻血を出し、戦闘不能に陥る猫丸。
「変な趣味かっ!?いや、違う………こいつは!」
ダルメシアは知っていた。このスーツは、結晶繊維で作られた一種の防護服の軽量版だ。
守護の魔力を封入しており、常時結界が発動している代物である。
常時出ているため、その分強度自体は低いが、先ほどの六つの炎のような、拡散した攻撃では突き破ることは出来ないだろう。物理攻撃でも同様だ。
ヒボタンの糸も、届いていたとしても何の効果も出さなかったのではないだろうか?
倒すなら一撃必殺だ。しかし、彼女の反射神経と、糸を駆使した牽制の技術の前に、そんな大技を当てることは難しい………
一同の顔に、汗が伝う。<Rel1.14:4>
執筆者…トッパナ様
ズガガガ チュンチュンチュンチュン!!
突如、その場にマシンガンの音が響く。しかしその主は『青』ではない。
ついにジョイフルがユーキンとバンガスによってまた動きだしたのだ!
このメンバー以外で、毒によって一時的に戦闘を離脱しているになっているイルヴ以外
――名を挙げると、ユーキン、バンガス、ツヨシン、ガウィー、エース――は、トライパージの相手をしていた……のだが、
しかし、こちらは所詮単独の動物(それも飼い慣らされた従順なるペット)なので、人間様にはかなわずすぐに倒されてしまったのだった。
そこら辺は人間の悪知恵のなせる技の方がまだまだ上手であった。
「なあっ!?」
フルーツレイドは突然、自分の足元に銃撃が走ったためか驚いてバランスを崩しかける。
しかし崩れはせず、ジョイフル達めがけて針を何本も素早い手つきでなげ始めた!
…かのように見えた。突然、フルーツレイドは体が浮きあがるような感覚に見まわれ、一瞬混乱した。
それもそのはず…全員の目には後ろからひょいっと持ち上げるエースの姿があったのだから。
「ほうりゃあああぁぁぁ!」
ドーーーーーーーーーーーーン!!
ジャーマンスープレックスによる衝撃がフルーツレイドの頭部に走る…。
エースは輝く白い歯を輝かせて…
「ここら辺で活躍しないと、何しにでてきたのか分からんからな!」
と言った。その後方で、倒れているフルーツレイド。
そして、ごとりん博士は、ひぃーとか言って逃げてしまったので、
フルーツレイドとの戦闘に回ってきたと言うわけである。<Rel1.14:5>
執筆者…A夫様、Mr.Universe様
「ははははは!」
起き上がらないフルーツレイドに背中を向けて、仲間たちにピースをするエースであったが、
その背後でフルーツレイドがピクンと動き、立ち上がる。
「!!!!エース、後ろ!」
叫ぶバンガス。
「!!!総合格闘家をナメるな!!!てりゃ、当て身投げ」
エースはフルーツレイドが攻撃してくるところを返し技でしとめようとしたが、フルーツレイドの攻撃は意外な物だった。
「なっ、なんだ、この針は!体がうごかねぇ!!」
フルーツレイドは口に含んだ針(一本のみ)を、エースの膝のさら辺りに打ち込んだのだった。
驚くエース(他一同)を尻目にエースの背後に回り、
どこから出したのか短刀を突きつけるフルーツレイド。どうやらエースを人質にしようという気らしい。
「おほほ、これは、点暗針といって、秘孔に針をさすことで、暫く全身の筋肉をショック状態にして動きを止める技よ。
 そこ動かないで! 動けばこいつを殺すよ…。
 さぁてと、勝負を続けるとしましょうよ、ただし、あんたたちは動けないんだけどね。」
メイが女同士、説得に当たる。
「そこをどいてください!この人数差を見て下さい、
 あなたの負けですよフルーツレイドさん。
 私たちは早くイルヴさんの治療をしないといけないんです!」
フルーツレイドは一瞬意外そうに目を大きく開いて
次の瞬間、憎々しげにこう言った。
「うるさいわね、小娘!人数なんか関係ないのよ!
 それに、あんたたちが急がなきゃいけないと聞いたからには余計、粘らなくちゃね。」
フルーツレイドは、短刀を持った手を高々と上げる、その腕からは例の紫の電撃がはしる。
どうやら、一連の会話中に見えないサイズの針+糸をばら撒いていたようだ。
「くっ、こいつ思ったよりも強いかも…」
電撃を喰らいながら、一同の中では最も雷に耐性のある吠黒天猫丸が叫ぶ。
DoguoooooooooNNNNNN!!!!!!
と、そこに轟音と土煙、どうやら壁が破壊されたようだ。
「なっ、何だ?」
叫ぶフルーツレイド。<Rel1.14:6>
執筆者…Mr.Universe様
土煙が薄れ人影がかろうじて見えた瞬間、衝撃波が部屋の中に発生した。
衝撃波は鉄糸を切り裂き、その場の全員を壁に叩きつける。
そのときに電気系統の故障が起こったのか、冷房・照明が消えた。
「うぐ、貴様!何ものだ!!!!」
衝撃から1番早く立ち上がったフルーツレイド(その際にエースを放してしまった)は、
だいたい人影の方向に向けて、極太の針を何本も飛ばす!
グワィイインン!!!!!
一瞬故障した電気器具のスパークの光にいたのは、
人差し指で起こした衝撃波で極太の針を苦もなく落とす、和服を来た壮年の男、
大名古屋国の実質的最高権力者であるところの『本田宗太郎』。
その右にはミスターユニバース。
彼の肩には、逃げているときに捕まったのか、気絶したごとりん博士が担がれている。
左後ろには、黒いメイド服のような格好の背の低い少女、
しかし、その背丈よりもよっぽど大きいショットガンを
軽々と持ち歩いている所を見るとアンドロイドか何かであろう。が従う。
「ふふ、たわいもない技だな」
本田宗太郎は、針を拾ってそう言う。<Rel1.14:7>
執筆者…Mr.Universe様
「なぜ、貴様がここに…」
『青』が本田にそう言う。
「ふふ、そうだな、ここらで私の来た理由を喋らなければいけないな。
 私は、この度地球に新しい千年王国を創造することにした。
 そこで、新しい世界にふさわしくない物を始末するために、
 大掃除を行おうと思っている。まぁ、掃除と言っても、
 能力も使えないくせに数だけは多い旧人類を絶滅させるだけだ。
 君たちには関係はないから気にしないでおいてくれ。
 そのための準備はほとんど出来たのだが、幾分材料が足りなくてね、
 それで、ここに取りに来た次第と言うわけだ。
 で、足りない材料だがね…」
そこまで演説すると本田は、メイのところに移動した。
それを阻止しようとしたダルメシア・猫丸を吹き飛ばして。
「敷往路メイ君、最強の式神使いの家の血を引く君の協力が必要だ。
 この偉大な仕事の成功に必要なあるものの召喚には、清き巫女の魂が必要となるのでね…。」
 メイを片手で締め上げる本田。
「それから、『八姉妹の結晶』も渡してもらったよ。
 彼女たちは、旧人類のためでなく、我々のために命を失ったんだから、
 我々の未来のために使われるのなら喜んでくれるだろう…。」
「八姉妹の結晶…?」
八姉妹の結晶とは、この話の冒頭でライズ達が鉱山から奪ったあの巨大結晶のことである。
ここでは、施設電力の供給、生物兵器の安定化などに使われていた。<Rel1.14:8>
執筆者…Mr.Universe様
「くっ、なんだかわかんねぇが、てめぇは死ねぇ!!!」
傷ついた『青』が、殺意を剥き出しにして本田に突撃する。
ところが、その途中でミスターユニバースが間に現われ、ステッキで攻撃を止める。
「ちっ、あんた、何でこんな奴の味方をする!」
「そう言いなはるな、新世界はそう悪い物じゃおません。
 能力者と、非能力者の壁は無くなるし、戦争もなくなる。
 いいことじゃないですか」
「だからって、人を殺してもいいのか!!」
「くっ、あの人だってそれはわかっておす。
 しかし、これは宇宙の意思であり、結晶がこの星に降りた理由でもあるのだから…」
「何をゴチャゴチャと…」
『青』の激しいラッシュについにステッキが折れる。
『青』はほんの一瞬ためらったが、ヒボタンを振り下ろす。
「これで終わりだぁああああ!!」
「…はっ!!」
しかし、ヒボタンは振り上げた腕の中でもとの姿、刃のない刀状の金属塊に変化してしまった。
そのことに慌てる『青』の隙をついてミスターユニバースが、隠していたピストルで『青』を射撃する。
通常ならば、この程度の攻撃ではダメージを受けないはずの『青』が大量に血を流して倒れる。
「っ、そんなバカな…ヒボタンが…これぐらいの攻撃で…くっ、あんた…何かしたのか…?」
「…わし、必殺技は最後まで隠しておく方なんですわ。ま、そこで考えといておくれやす」
一方、本田は、いきなり出てきた敵に逆上したフルーツレイドの相手をしていた。
それもメイを片手に抱えたままだったため、そこがまたフルーツレイドの癪に障った。
「クッ! 貴様何のつもりだ!我々を馬鹿にしたような行動をとって!」
「ふふ、威勢がいいな。しかしな…」
飛んできた針を掴み、逆にフルーツレイドを手繰り寄せる本田。
「我々は分かり合えるはずだ。
 結晶は、人類を進化させるためにこの地球に降り立った、
 そして我々は結晶によって力を得た。
 それなのに、旧人類はその力を恐れ、我々能力者を抹殺するか、
 戦争や、惑星の開拓に役立つ道具として使おうとした。
 挙句の果てには、能力者を研究所に送り非人道的な研究や、改造を行う。
 結晶が選んだ、そしてそれはまた偶然と言う名の宇宙の神が選んだのは我々なのに、
 なぜ我々が苦しまねばならんのだ?」<Rel1.14:9>
執筆者…Mr.Universe様
フルーツレイドは本田に恐怖を感じた
そして、再びの攻撃、しかし、それも衝撃波をまとった手刀で阻まれる。
「それに…あいつら旧人類が宇宙開拓時、
 この星のために闘った同胞のために何をしたかを知っているか?
 足を引っ張り、どうにか生還した者達を殺し、
 そしていまだに同胞が命を掛けて守ったこの星を汚しつづけている…
 そんな奴らには生きる資格などはない!
 私は、汚れた旧人類を抹殺し、地球で生き残った能力者を中心に、
 惑星開拓で他星に追いやられた能力者を呼び戻して、新たな世界を作り上げる!
 …できれば君たちは殺したくない、せめて邪魔はしないでほしい。」
演説の終わった本田はフルーツレイドに当身を食らわせる。崩れ落ちるフルーツレイド。
ついでに突進してきたエース、ビタミンNを吹き飛ばす。
手を天井に向けた本田宗太郎は、気合一閃、
衝撃波を起こし天井をぶち破る大穴を作り上げた。そこから空が見える。
「そろそろヘリがくる、そうしたら君たちとはさらばだ、
 おそらく君たちが私を次に見るのはテレビでだと思うよ。
 もうすぐ、私の計画が世界に発表されるからな。
 しかし、旧人類たちには何も出来まい。せいぜい最後の日までおびえて暮らすがいいさ。」
と、そこにドアの開く音と、足音が1つ。
「…SSが、1、2、3。
 こうも短時間に3体やられるとはな、予想外だ…
 まぁ、潰しあってくれた御蔭でこっちはやりやすいけどな。」
現われたのは、ごとりん組織が『青』たちの相手をして
疲弊した所で八姉妹の結晶を奪取し、
邪魔な生き残りを皆殺しにしようというはらでやってきたへイルシュメルであった。<Rel1.14:10>
執筆者…Mr.Universe様
「ほお…裏切り者のライズ君の執事、ヘイルシュメル君か…。」
「ほ…本田宗太郎……!?
 ライズ様の計画を反故にする邪悪な思想の持ち主!何故貴様が此処に…?」
息も絶え絶えなエース達は、この闖入者に一縷の望みを託す。
もしかしたら本田達を止めてくれるかもしれない。
「旧人類が全滅しては餌や実験台の確保が幾分困難になる。
 ライズ様の理想実現を一秒でも遅らせる者は許さん!」
「(あかん、こっちもブラックだ)」
併し、指一本動かせない今の体では本田を止めるどころか脱出すら出来はしない。
「では、私と戦う積もりかね?」
「当たりま………」
ヘイルシュメルの言葉を遮る様に通信機から、焦ったようなライズの声が漏れる。
《待て! 危険な能力者が居る!今は抑えろ》
通信機は言いたい事だけ言うとプツリと切れた。
何やら考えているヘイルシュメルに本田が声を掛ける。
「…どうした、来ないのか?」
「ライズ様の御命令は他の何を犠牲にしても遵守せねばな…」
呟き終えると同時に、彼は一気に『青』達の方へ跳躍し、
3体のセイフォートが倒された辺りから何かを素早く手に取る。
直後、彼は踵を返し出口へと脱兎のごとく走り出した。
全ての通路にテルミット手榴弾(焼夷弾)を残して……<Rel1.14:11>
執筆者…is-lies
「ふふ…彼の事だ、何か仕掛けているだろう……直ぐに脱出した方が良さそうだな…
 では、さらばだ諸君」
本田は、気絶したメイを片手で運びながらそう言うと
ヘリから下がったはしごに乗り上へと上がっていった。
その下に、ミスターユニバースと、少女型アンドロイドが続く。
「くっ、行かせるか…」
イルヴが何とか火炎魔法を放つ、しかし何故かそれはアンドロイドの体に当たる前に消滅した。
(!!!…もしや、耐魔法金属ミスリルでコーティングされている?)
ぐらつく意識の中イルヴがそう考えたが、毒が回ってきたせいでそこを最後に意識が途絶えた。
「ふん、最後の最後まで無駄なアガキを…考えが変わった、引導を渡してやる。」
本田は、武装ヘリのパイロットに、下部ハッチからジャベリンミサイルを発射させるように命じた。
「!!!げ、あのヘリは、大戦時の軍用機に使われた長胴型きたかぜ、しかも威力偵察仕様だ!」
ビタミンNが、解説をする。
「??どう言う事だ??」
エースにはどう言う事か分からない。
「つまり…武器をメチャクチャ積んでるってことだよ!!
 …で、その下部ハッチがこっちに向けてあいてるってことは…」
「げっ、こんなとこでミサイルとか喰らったら、崩落の危険があるじゃねぇか!!!」
「…むしろ、それを狙ってだろう…」<Rel1.14:12>
執筆者…Mr.Universe様
「…ミサイルの迎撃、俺たちがいきます、な、猫」
そう言って立ち上がったのはダルメシア=ヌマ=ブフリヌスであった。
「おうよ、で、どうするんだ、引き寄せてギリギリのところをドカーン!か?」
吠黒天 猫丸もふらふらと立ちあがる。
「いや、ほら、イルヴさんが使っていた魔法、ミサイルプロテクション、
 風で飛び道具の軌道をそらす奴、あれの大規模版を、俺の風を起こす力を使って起こす。
 …ただし、爆風ぐらいならともかく、直撃はヤバイ。
 だから保険としてお前は雷を全開にしてバリアをはってくれ、できればミサイルを落とすつもりで…」
「けっ、お前メインかよ……気ぃ抜くんじゃねぇぞ」

 

「ミサイルが…でやがったぜ…」
ツヨシンが叫んだのを合図に、二人の精霊神は互いの力を全開にする。<Rel1.14:13>
執筆者…Mr.Universe様
 
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